黎の軌跡のメインパーティの中で一番幼いフェリーダを紹介。
猟兵でありながら純粋な彼女。
今後どう成長していくのか分からない”未完成さ”を感じさせるキャラクターでした。
幼き猟兵
13歳ながら猟兵団の戦闘員であるフェリ。
戦場の経験も豊富な立派な猟兵です。
所属しているのはクルガ戦士団。
中東に拠点を構え、家族で代々所属している伝統のある猟兵団になります。
猟兵と言えば金さえ貰えば何でもやるイメージもありますが、クルガ戦士団は誇りと伝統を重んじており汚れ仕事はやらないという猟兵団の中でも”話が分かる”組織になります。
とはいえ、フェリほどの年齢の女の子を戦場に立たせているので一般の常識が通じない面もありますが・・・
団の副頭目であるフェリの父親は戦士としてフェリを厳しく育てていますが、それと同時に娘に対する愛情もしっかり持っています。
主人公のヴァンにフェリを預けるときには、手を出さないようにくぎを刺す場面も。
そのように戦士として育てられ戦場にも慣れている彼女ですが、まだ日曜学校に行く年齢。
普段の授業や宿題に励む様子も印象的でした。
お兄ちゃんは史上最強
家族代々猟兵をやっている一家で、フェリのお兄ちゃんであるカシムも当然猟兵をしていました。
しかしカシムは現在、家を出て民間警備会社であるマルドゥック社の警備主任をしています。
戦闘のプロである猟兵の中でも史上最強と言われる力を持つカシム。
遊撃士、黒月、斑鳩、星杯騎士、結社など多数の勢力で争ったオラシオンのデスゲームでも彼が率いたマルドゥック社はゲーム勝利の最有力に挙げられるなど、戦闘力で言えば軌跡シリーズの中でも最強クラスであることが伺えます。
フェリに対しては、父親と違い戦士に向いているとは思っていないようです。(理由は不明)
ただし、一方的に突き放すのではなくフェリのことを見守るような言動も。
フェリが地元の巫女役として踊りを練習していた時も普通にアドバイスをするなど、別に家族仲が悪いわけではないようです。
アイーダとの別れ
フェリの中で一番大きい出来事となったのは自分を妹分として慕ってくれたアイーダとの別れ。
クルガ戦士団はアイーダの所属するアイゼンシルトとは良きライバル関係のようなものであり、戦場で殺し合っても仕事が終われば仲良く談笑する間柄でした。
そのアイゼンシルトの中でもアイーダはフェリのことを可愛がっており、二人は本当の姉妹のような関係になります。
猟兵には比較的少ない女子、しかも幼く、純真無垢なフェリをつい面倒見たくなったのかもしれないです。
ちなみにアイゼンシルトも”話が分かる”ほうの猟兵団。
そのアイーダはアルマ―タの幹部たち相手に戦死し、死者となったもグール化させられて弄ばれました。
そのアイーダの頼みでフェリはアイーダに止めを刺そうとします。
フェリの父も戦士になるための必要な儀式と考え止めを刺すように促しますが、どうしてもできないフェリ。
見かねたヴァンが代わりにアイーダを介錯しました。
この時にフェリにアイーダの命を背負わさなかったことが、のちに戦士になる以外の選択肢ができるようになったきっかけに感じます。
またアイーダの死が裏解決屋で働くことにもつながりました。
純粋な女の子
フェリを一言で表すと”純粋”
幼いころから猟兵として育った女性といえば、シリーズの中ではシャーリィやフィーを思い出しますが、フェリは彼女らと比べて異質なほど純粋です。
主人公のヴァンに「ピュア」と表現されるほど真っすぐなフェリ。
皮肉などがあまり通じない場面もしばしばあります。
特に性的なことに関する知識はからっきしであり、アーロンの下ネタのほぼすべてが通じませんでした。(ほぼ全部を理解できていたアニエスとは良い対比でした)
恋愛・結婚観に対しても純粋な面があり、ヴァンがジュディスの裸を見てしまったときには「責任を取らなければいけない」という発言も。(の割に本人は割と露出の高い格好をしているのは謎)
ただし、戦闘や拷問・尋問などの倫理観は一般とはずれており、過激なことを言うこともあります。
また、酔っぱらいが絡んできたらすぐに実力行使で黙らせるところなども猟兵らしさを感じさせました。
裏解決屋の”妹”
年齢が若く、性格が純粋ということで裏解決屋の中でも可愛い妹としての立場でした。
猟兵としての知識は豊富ですが、それ以外はむしろ年齢よりも幼い印象のフェリ。
アニエスからは「妹以外の何物でもない」とまで言われていました。
特に裏解決屋の女性陣は男性陣の下品な言葉(9割アーロン)にフェリが悪い影響を受けないように気を付けていました。
妹のポジションで可愛がられていフェリですが、特に仲が良かったのはヴァンとアニエス。
ヴァンとは時に親子のような関係になり、アニエスとは本当の姉妹のように寄り添っていました。
普通に仲が良かったヴァン、アニエスとは対照的に”喧嘩するほど仲がいい”という印象だったのはアーロンとの関係。
基本的に仲間に毒付かないフェリがアーロンには手厳しい言葉を掛けることがあります。
私生活がだらしなかったアーロンは、ヴァンやアニエスと比較して裏解決屋の中での立場を低く見られていたようにも見えました。個人的にはこの二人の関係が裏解決屋の中で一番好きです。
この二人は戦闘経験や判断の速さなどから裏解決屋の切り込み隊長としてコンビを組むことも多かった印象があります。
そんな妹扱いされているフェリですが、家ではカシムが全然帰ってこないこともあり妹や弟の姉として振舞うことの方が多いようです。
コネクトイベントでは迷子の兄妹を警察署まで送り届ける面倒見の良さも見えました。
大人の女性へのあこがれ
純粋無垢なフェリですが、大人の女性に対する憧れは強いです。(特にスタイル)
年上のスタイルが良い女性とばかり関わるせいか、自分の体にコンプレックスがあるような場面も。
グリムキャッツの露出が高い格好にも、抵抗を感じるどころか憧れを抱いているようなシーンもあります。
男性にモテたいというわけではなく、純粋に女性らしくなりたいという印象を受けました。
周りの女性が全員スタイルが良いことを相談する場面も。
猟兵をやってきたということもあり、今の自分が成長中の子供だという意識が薄い気もします。
半グレに「ちんちくりん」と言われた時には、キレていましたね(笑)
フィーが成長していったように、フェリがどのような美しい女性になるのかが個人的には楽しみです。
フィーとの共感
女性で、幼いころから猟兵をしていたなど共通点の多いフィーとは、どこか共感しあっているようにも感じました。
初登場時は15歳のフィー。
現在は20歳となり大人の女性へと成長した姿を見せてくれました。
戦闘スタイルもスピード重視の近接・中距離を使い分けるというところは似ている両者。
また、フィーが西風という大陸最強の猟兵団にいた時にはアイーダの妹分だったことも、フェリに共感できるポイントだったようです。
フェリにとってはアイーダ亡き今、目標にできる新たな人物となりました。
フィーを目標にするという意味では、遊撃士になるという選択肢も出てきたフェリ。
個人的には猟兵としては優しすぎる気がするので、遊撃士の方が向いているような気がします。
お兄ちゃんの戦士に向いているかは疑問発言は、そのことを指摘しているんでしょうか?
ということで、今回はここまで!
フェリというキャラクターは裏解決屋の中で最も謎が少ないと感じており、今後成長していく姿を見せてくれるキャラなのかなと感じています。
裏解決屋を経て、どういう道を選ぶのかが楽しみです!
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