昨日、「ユア・フォルマ」の記事ででこのラノについて触れましたが、
もし今年のこのラノの1位を懸けるとすれば、「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」になります。
面白さはもちろん、まだ2巻しか出ていないのに、その異常な人気の高さから最有力候補だと思います。
では何がそんなに凄いのかを、様々なところで見られる人気の高さとと私個人の簡単な感想を書いていきたいと思います。
人気の高さ
下世話な話ですが、一番わかりやすいのは売り上げだと思います。
想像するのが難しいかもしれませんが、今のライトノベル売り上げは1万部を超えれば大ヒット作品であり、アニメで大人気の「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」の最新作が1万超えるか超えないかとなっています。
その中でろしでれ( 時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん)は
1巻が7万部弱
2巻が4万部越え
と、異次元の数字を出しています。最近の作品で、これを超えるとなるとアニメ化して勢いに乗っているたんもしの1巻が10万部超えであり、逆にそれくらいとなります。
Amazonレビュー数も900超え(新作としては100超えれば話題作)
となっており、もはやアニメ化しなかったら苦情が来そうなくらいの異常な人気となっています。
人気の一因になっているのはクオリティの高い絵であることも確かだと思います。
非常に細かく、肉感的でありながら、キャラの個性をしっかりと表現している絵。ブリキ先生の絵にも少し似ている気がします。
では作品の中身はといえば、個人的にはラブコメとして非常に完成度が高いと思います。
個人的な感想
私個人も過去に感想を書きましたが、他のラブコメライトノベルとは王道の部分でのレベルの高さが違います。
まずは主人公がしっかり格好いい作品です。意外に主人公が格好いいラブコメはそうそう無いので、この部分だけで評価が高くなります。
また、コメディの部分もシリアスの部分もしっかり面白く書けるのも珍しいと思います。どちらかだけは面白いという作品も多い気がするので。
そして、キャラクターに個性を持たせながら不快な部分は抑えていくバランス感覚などなど。
ラブコメとして文句のつけようが無いため、「あ、ラブコメのライトノベルが好きなんですか?じゃあ、この作品読んでください」と何の迷いもなく勧められる作品となっています。
まとめ
異常な人気の高さも、個人的には納得の作品。
ろしでれに対抗するなら「スパイ教室」くらいかなと思っています。
ちなみに私のこのラノ1位予想と個人的な1位は別です。
個人的な1位は「あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね」です。
この半年くらい、様々な新作ラノベを読んできましたが、この作品がぶっちぎりの1位です。(発売は1年前ですが)
続刊が決まっていないことが信じられません。
ファミ通文庫さん、人気作作るチャンスなんですよ!(面倒くさいファン)
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