相変わらず言語化能力が高すぎる平君。
・・・なぜ、あんなに自己評価が低いんだろうか・・・?
東さんに声をかけてくる別のクラスの川崎さん。
修学旅行の準備でかなりストレスをためていました。
その理由は誰も意見を出してくれないこと!
クラス中に「発言して失敗したくない」との空気が流れてるみたいです。
「頼むからもう少し自分の意見を出せよ!!!選択も決定も意思表示もサボるな!!!」
すみませんでした!!!
はい。私、学生時代何も発言しない人でした。はい。
社会人になってからは川崎さん寄りの立場になることも増えてきましたね。
・・・なんも意見出さねえなら、会議に出てくるんじゃねえ・・・(ボソッ)
場面変わって、東さんのクラスでも修学旅行の班決めが行われます。
・・・え?
そうなんですか?
東さんはグループ作るのに苦労しなさそうなタイプに見えるので、班決めは自由に決めてほしいのかと思ってました。
私は、自由だろうがくじ引きだろうが地獄でしたが。
とりあえず男子と女子で2,3人ずつのグループを作れとのこと。
その際に真っ先に自分が余ることを考えてしまいます。
・・・なるほど、そのグループではよく遊ぶけど、本当に仲が良いのは一部だけというのはよく聞く話ですね。
私は仲がそこまで親密ではない人がグループに入ってきたら、即逃げてました(チキン)
鈴木さんに自分が別の班に行くことをジェスチャーで伝えて、余った人とグループを組もうとします。
・・・自分が外れればいいやの東さん・・・
でも鈴木さんは強引に東さんとの4人グループを作ろうとします。
それを即許可する適当先生(笑)
他の人の感想では「この先生の雰囲気好き!」と言われてる方もいましたが、私はちょっと苦手ですかね・・・。生徒のこともどうでも良いと思っていそうというか・・・。
でも干渉してくる先生も好きじゃないんだよなあ・・・
・・・うん、結論、私は人が苦手です(オイ)
鈴木さんに気を遣わせなくて良かったと、ほっとする東さん。
・・・こういうところ優しいですよね。気にしすぎともいえますが。
ふと、東さんはこんな気遣いをしながら過ごす自分に違和感を覚えます。
グループでいるのが苦手な東さん。
私みたいなコミュ障なら、そのままボッチルートですが、器用な東さんは絶妙な距離の取り方ができてしまうようです。
しかし、結局密接にかかわる人たちを制限してしまってるいると。
人見知りでもなくても、人間関係の構築に戸惑ってしまうというケースもあるんですね・・・
それは・・・恋してるからじゃないかい?(私の中の気ぶりおじさん)
この面倒くさい二人の遠慮のない関係が好きです!
何で平には気軽に喋れるんだろう?と疑問に思う東さんに対して、それは当然だろうと言う平君。
「”こういうことを言ったらどうなるか”とか”よく見られたい”とか・・・・」
グサッ!!!!
平君・・・君の言葉はどうしてそう、私の心に突き刺さるんだ・・・・
東さんと一緒に、私の日頃抱えてる生きづらさをも的確に言語化してきます。
・・・平君は女の子からの相談相手とかになれば、絶対モテると思うんだけどなあ・・・
良いこと言った後に、相変わらず「余計なことを言ってしまった・・・」と後悔して去っていく平君を見送りながら、東さんは自分は何を怖がってるのだろう、と考えてみます。
ふと思いだしたのは・・・中学の頃の記憶。
うっ・・・気持ち悪いよう・・・
いやだ・・・なんで同じクラスメイトとそんな駆け引きしないといけないんだよ・・・。
東さんは自分が怖がってるのは「利用されること」と「それに気づいてるのに流されてる自分」だと気づきます。
新しい人間関係を築くときに、全く関係ないのに昔の人間関係での失敗を引きずってしまうこと・・・
分かる!超わかる!
私なんかは人に何かを話しかけようとすると、昔嫌な反応をされた記憶を強引に引っ張ってきちちゃって、結局何も話せなくなっちゃうんですよね・・・。
それにしても、スクールカーストというもので見ると上位にいそうな東さんでも、コミュ障の私が共感できる人付き合いの悩みを抱えているんですね・・・。
その後、少しすっきりした東さんは、普段鈴木さんと一緒にいるときにしかかかわらない二人と、一緒に買い物に行くことにしました。
・・・大人っぽい東さんも、人との付き合い方に悩みがあり、それを少しずつ解消していってるんですね・・・。
高校生ですら人との付き合い方に向き合ってるのに、私ときたら・・・(涙)
ということで、今回はここまで!
相変わらず人間の何とも言えない心のモヤモヤを見事に分かりやすく描写してくれますね!
この作品を読んでると、何かスッキリした気持ちになれます。
言語化できるって重要なんだな・・・
あと、東さんと平くんの距離感、本当に大好きです!
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