「可愛いヒロインの笑顔がもっと見たい!」ひだまりで彼女はたまに笑う。1巻 感想

ひだまりで彼女はたまに笑う。

可愛いヒロインのもっと可愛い表情を見たいと主人公が四苦八苦するド直球なラブコメ。

ヒロインの精神年齢が幼いこともあり(特に恋愛方面)、自分に懐かない可愛い姪っ子を見ている気分になりました。

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あらすじ

表情の乏しい少女を笑顔にさせる、甘くも焦れったい恋の物語。

高校生活初日の朝、佐久間伊織は銀髪碧眼の少女と猫が相対している場面に遭遇する。近づく猫に対して困惑気味の少女が発する言葉は――。
「こ、こっちに来ちゃだめにゃー」
思わぬセリフに困惑する伊織に気づき、足早に去る少女。これが涼原楓との出会いであった。
楓と同じ高校、同じクラスとなった伊織だが、楓を見ているうちに、彼女がほとんど感情を表に出さないことに気づく。だが偶然楓の笑顔を目にしたことで、伊織は心動かされ――。
感情の乏しい少女を笑顔にさせる、甘くも焦れったい恋の物語が幕を開ける。

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頑なに心を開かない女の子の可愛い表情を引き出してやる!

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主人公の伊織がヒロインの楓が心を許した人にだけ見せる笑顔に惚れてしまい、もっと色んな表情が見たいというところから始まった物語。

最初は0だったヒロインの好感度を少しずつ上げていく、ギャルゲーのような楽しさがありました。

また可愛い楓ちゃんの色々な表情を拝むことができましたね!特に猫のコタローとじゃれあうところは伊織とともにもだえ苦しみました(笑)ただ、楓が人との、特に異性との交流経験値がほぼ0だったため、ラブコメとしては駆け引きという部分で少し物足りなかったかなと感じました。

楓は周りに対して冷たいというより、決して懐かないぞという子猫という感じです。恋愛として攻略するというよりは親戚の子供に心を開いて貰おうとする印象を受けました。(伊織は一生懸命恋愛していましたが)

最後の方で楓が伊織を意識し始めたので、ラブコメという面では次巻から盛り上がっていくかもしれません。

ちなみに私のこの作品での一番の萌えキャラは猫のコタローです!!!

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テンポの良い会話劇

軽いボケとツッコミが会話の基本となっており、キャラ同士の会話を楽しみながら物語が進んでいきました。また基本的に良い人しかいないのでリラックスしながらキャラ同士の関わり合いを読めました。

ただ、テンポが良すぎて、どっちのキャラが話しているのか分からなくなることもありましたね。(各キャラの口調がそれほど特徴的ではないのもあり。)

どうでも良いところかもしれないですけど、伊織はどう見てもツッコミキャラだと思うんですよね。「人の笑顔を見るのが好きだ」「自分が笑わせた顔を見るのが好きだ」と言っていましたが、個人的にそういう人は積極的にどんどんボケたがる人ではないのかなと。伊織は言葉のチョイスとか面白いんですけど、基本的に人がぼけたことに対してツッコむスタイル。ボケるとしても天然ボケな感じで、ちょっと違和感がありました。

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まとめ

上記で書いたように基本的に良い人しかいない世界でストレスなく楽しめる作品です。また、トラウマというほどではないが、ちょっとしたシリアスな過去もあり、それがきっかけで伊織と楓の距離がぐっと近づいた時の楓ちゃんが最高に可愛かったです!

ちょっとピリついた恋愛を読みたい人よりも、可愛い女の子の可愛い表情や言動をもっと引き出せ主人公 ―!!!という人におすすめな作品だと思います。


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