界の軌跡 感想65 不良神父とピクニック隊のコネクトイベント!

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今回は初めてのケビン視点でのコネクトイベント。

ヴァンやリィンのときと違い、相手との距離感を測りながらのコネクトイベントになっているのは新鮮で面白いです。

まずはすーなーとのコネクトイベント。

先に結論を言うと、あんまり関係性の進展はないコネクトイベントでしたね。

ずっと評価されている立場なのが気に食わないすーなーがケビンの尾行を行いますが、それをあっさりと見破られてしまいます。

お互いがお互いを見定めていることが改めて強調されました。

ただ、ケビンが二人にアイスを奢るなど、完全に対立するつもりはないことも分かりました。

ケビンは彼らのことを子どもとして可愛がりたいようですし、すーなーもその扱いにまんざらでもなさそうな感じです。

年下の扱いに慣れているヴァンのほうがすーなーを対等に扱って、普段年下と接する機会があまりないケビンのほうが彼らの保護者のように行動するのはちょっと面白い。

ケビンとしては彼らの経歴がどうであれ、血なまぐさいことに子どもは巻き込みたくないんでしょうね。

次は兄上とのコネクトイベント。

こちらはすーなーのときと違い、お互いに対等な立場としてヒリつく駆け引きを行います。

世間話のように聞こえる一方で、相手の背後にいる勢力のことを引き出そうという質問が多かったですね。

勿論、お互いにそれは分かっているので華麗にスルーしていましたが、リースの話になるとケビンは沈黙してしまいます。

「相手に言い負かされた」際、ポーカーの勝負を「降りる」という表現は格好良かったですね〜。

なーちゃんに「おじさんがまた格好つけてる・・・」とか言われそうですけど。

兄上がケビンの幼馴染の話を踏み込んだのは、相手の状況を把握しておきたいという打算もあるのでしょうが、どうやらそれだけではないようです。

相手との信頼関係を作るためには、あえて相手の懐に踏み込むことも重要。

人との絆や縁は打算で生まれるものではない、というのが彼がピクニック隊で得た教訓のようです。

ユーシスが聞いていたら感動して「兄上・・・」と言葉を漏らしてしまいそうです。(その場面が目に浮かぶ)

そんな兄上からの踏み込みにも、一歩下がって距離を取るケビン。

代わりに「全部守れるなら、俺は喜んで手を汚す」という覚悟は示してくれました。

「喜んで手を汚す」という部分が本当かよ、と思いましたが、それよりも「全部守れる」という部分に興味が湧きました。リースだけを守る対象にしているなら、「全部」という表現はしない気がします。

彼が守りたいと思っているものには何が含まれるのか・・・その辺りが気になりますね。

最後にラピストのコネクトイベント。

ラピスは湖(?)で釣りをしていました。が、釣れるのは空き缶ばかり・・・

こういう釣り下手な表現はよく見ますが・・・空き缶釣れるほうが凄くない?

そんなラピスにケビンが釣りを教えることに。

可愛いいいいいい!!!!

よーし!それじゃあ、オジサンの家に行こうか! もっと美味しいもの食べれるよ!(おまわりさん)

釣りをしている間、ラピスは合理的な「頭」でケビンの矛盾するところを突いていきます。

自分には優しいのに、すーなーには意地悪なところ。

昔、「殺し」の仕事をしていたから、今も自分は出来ると態度で示しているところ。

それに対し、大人は色んな面を使い分けるというズルい言い訳をする大人。

その言い分は分からなくはないですけどね・・・。

社会人としては必要な能力で、その辺りが器用にできない私はかなり苦労する場面もあります。

ただ、結局自分にウソを付くことは長続きしないんじゃないか、とも最近思い始めてきました。

多種多様な感情と顔を使いこなしてる風を装うケビンに対し、純粋で合理的なラピスは対象的にも見えましたが、

そんな彼女も自分という存在に対して、どう捉えるべきかを悩むようになったということ。

”ラピス”は”ラピス”。あくまで作られた人形。

本当にただそれだけの存在なのか。改めて考えたほうが良いのではないか、と。

そんな思春期らしい自分探しの悩みは、達観して悩まないように徹しようとしている大人には刺さる部分があります。

「外方狩り」と「千の護り手」としての自分。場面によって使い分けている顔は、果たしてどれが本当の自分なのかと・・・まあ、答えは出てるんでしょうけど、あえて見てみないふりをしてるようにも見えますね。

ということで、今回はここまで。

アウトローでありながら性根は優しいという点でヴァンとケビンは似てるなあと思いますけど、ヴァンのほうがまだ割り切りができてる気はします。

ケビンは裏の世界にいるには、あまりに優しすぎやしないかな・・・?

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