黎の軌跡 感想97回目!
ロックスミスは近頃のカルバードで起きている事件は、アルマ―タという存在だけでなく、国の現在の状況も関係があるとみていました。
カルバードが抱えていた移民問題など、それらの歪みがここ1年ほどは帝国からの賠償金による好景気で覆い隠されていた。しかし、帝国の賠償金がもう少しで終わる状況になり、諸問題が再び顕在化してきていると考えます。
その辺り詳しくはないですが、私も景気と政治の安定は密接に関係すると聞いたことはあります。アメリカでは評価の高い大統領は政策の良しあしではなく、その時に景気が良かったかどうかで大体決まるらしいです。
好景気によりあらゆる問題の先送りが許されていたのはここまで。
むしろ好景気による人や金の集中で、混乱の火種はさらに増えているカルバード。
現職のグラムハート大統領がその事態を予測していないはずはないですが、国の安定じゃなく他に狙いがありそうなのが不安・・・。
そのような複雑な状況の中で裏にも表にも顔が利く裏解決屋にコンタクトを取っておきたかったというロックスミス。
ヴァンも好意的に受け入れます。
利用されるリスクはしっかりと考えたうえで。
・・・うん、私もあんまりこのタヌキを信用しすぎない方がいいと思う・・・(碧の軌跡でのトラウマ)。私利私欲のために動くような人ではないと思いますが。
その後、アニエスと個人的に話をするロックスミス大統領。
当然、アニエスが現職大統領の娘であることは知っています。
そもそも、グラムハートはかつて同じ政党の仲間であり、親しくしてたみたいです。
ロックスミスを蹴落とすために数々の謀略を仕掛けた父親に負い目を感じているアニエス。
しかし、ロックスミスはそれが政治だとアニエスに言います。
あなたもクロスベルをカルバードの影響下に置くためにかなりえぐい策を講じましたもんねぇ。
しかし、今のロックスミスはアニエスの負い目を軽くしようとしたり、柔和で優しそうなおじさんという感じに見えますね。
大統領という役職から離れた今の姿が本来のロックスミスなのかな?
その後、裏解決屋は眠りにつきます。
みんな寝相が良いな!
天使もフェリと一緒の布団で眠っていました。
少しホームシックな感じかな?
いや~本当にかわいいなあ。
!?
て、天使が・・・私の天使が!?(違う)
その異変にただ一人気づいた、シズナ。
八葉一刀流の関係者は全員感覚が鋭いな・・・
アネラスくらいかな、一般人よりなのは。
次の日、異変は街でも起きます。
立ち込める霧に嫌な記憶がよみがえるアーロン。
そこにユメちゃんを探しに来た女性陣がやってきました。
裏解決屋総出で突然いなくなったユメちゃんを探します。
早く、早く探さないと!!!
好奇心旺盛で元気いっぱいなユメちゃんですが、人の迷惑になるようなことはしないので突然の失踪は不自然。
裏解決屋ではないですがジュディスも一緒に探してくれることに。
やっぱりヴァンはリゼットよりもジュディスの方を大人扱いしている感じがします。・・・どっちを信頼しているかは別問題として。
そして、異変はもう一つ。
ヴァンのホロウコア(AI)であるメアが反応しなくなっていました。
ということで、今回はここまで!
共和国の国内情勢の不安定さが詳細に説明された今回。
個人的には閃の軌跡の時の帝国よりも危うい感じがします。帝国はオズボーンが強い信念と圧倒的な影響力で国の方向性を決めていたので、良くも悪くも国の情勢はオズボーンのコントロール下にありました。
しかし、共和国ではオズボーンほどの人物はおらず、今後どう転がるかは誰にも分からないように見えます。誰もコントロールできない大国がどう転がっていくのか・・・
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