黎の軌跡 感想 13回目!
これまでとは違う、黎の軌跡の物語の方向性が示された容赦のないシリアスな展開。
だからこそメルキオルが現れた時のテキストが残念・・・
逃げたアイーダを追って丘陵地帯に出たヴァン達
思い出すの丘陵には誰もいなかったよと言っていた青年の言葉。
アイーダが丘陵にいたのは間違いなく、青年の言葉は嘘だったことが分かります。
青年は間違いなく今回の事件の関係者だろうと考えるヴァン達。
黎の軌跡は敵も味方も察しが良すぎる・・・
そして先ほどの軍用魔獣。
死んでも動き続けているような様子はまるでグール、分かりやすく言えばゾンビの様だったと考えます。
・・・え
そうなるとアイーダ達もグール、つまり、もう死んでるってことになるけど・・・
いや、流石に軌跡シリーズでそこまで遠慮なく人が死んだりは・・・
してた・・・
しかも大半が自我を失って人を襲おうとする、正真正銘のゾンビになってた・・・。
先のネタバレにもなりますが、今回の黎の軌跡、明確に人が死ぬ描写が入ります。
今までだとパッと思いつくのは碧の軌跡でのテロリストが殺されたシーンくらいで、あとは人は死んでると推測されるシーンでも明確に描写しないことが多かったように感じます。
黎の軌跡はこのあたりが結構容赦ないので、物語に緊張感がありますね。
アイーダ達に一体何があったのか?
CIDの特務部隊の包囲を潜り抜けたアイーダ達。
しかし、そこに謎の敵勢力が現れました。
その勢力、特にリーダー格の3人は強く、アイーダ達はなすすべなく殺害されます。
・・・元西風の旅団の主力が圧倒されるとなると、相当な戦力ですね・・・。
しかし、死んだはずのアイーダは何故か目を覚まします。
しかも、日の光に弱くなり、腹が減らなくなるというどこかの伝承の化け物のような体になって。
アイーダはかろうじて自我を保っていましたが、他の部下たちは狂ったように動き回るのみ。
アイーダはそんな彼らをクレイユ村で買ったワイヤーで括りつけて動けなくします。
死んだのに化け物として生き返った。こんな状況を猟兵団の仲間に報告できるわけもなく最終的に取ろうとした行動が―――
ガソリンで自分たちの体を焼いてしまうことでした・・・
重いなあ。話が重い。
この時点でアイーダ達に完全な救いがないことが分かりましたね・・・。何せ死んでしまってますし・・・。
アイーダはわざと人肉を欲している化け物を演じ、フェリたちを遠ざけようとしますが・・・
アニエスはそんなアイーダにも寄り添おうとします。
この場で一番純真な彼女だからできる救いの言動
ヴァンもアニエスに同意し、裏解決屋としてアイーダ達を助けることを申し出ます。
・・・ふむ。多少、ご都合展開だけどアイーダ達を助ける手立てはあるのかな?
と、そんなことはないのが黎の軌跡
アルマ―タの幹部であるメルキオルが邪魔しに来ます。
・・・古巣?
何となく予想は付いていたけど、アイーダ達に起こった怪現象はやっぱりゲネシスのせいか・・・。
アーティファクトよりヤバくない?
メルキオルはアイーダ達を暴走させて、ヴァン達と戦わせます。
アイーダ達を暴走させたのはおそらく何かしらの実験計画はあると思いますが、多分一番の理由は面白いからだと思います。
メルキオルの私個人の印象はカンパネルラに頭のねじを2,3本飛ばした感じです。
つまり、超やばい奴です。
ただその分、カンパネルラよりも精神的にもろそうなところもありそうな気もする・・・
どうなんだろう?
暴走したアイーダ達を何とか撃破!
ちなみにこの戦闘、割ときつかったです。今回のコマンドバトルのシステムだと味方にいつターンが来るのか分かりづらいところがあるので、多くの敵キャラがいると大分ストレス抱えますね。
あと、今までよりもSクラフトをガンガンぶっ放してる(笑)
何とかアイーダ達を止めたヴァン達。
しかし、またしてもメルキオルの邪魔が入ります。
更なる暴走をし始めたアイーダ。
最初からこれをやらないメルキオルの性格の悪さが、よく分かります。
というわけで、今回はここまで。
ここの話で大分はっきりしましたが、今回の軌跡は全てが最終的にキレイに収まるということはなく、それなりの犠牲は毎回出るよと示された感じがあります。
特に閃の軌跡では最後に助っ人が登場して綺麗に収まるというのが様式美だったので、凄く新鮮ですね。
あえて苦言を言うなら・・・メルキオルが登場した際の場面。展開自体は問題ないんですが、説明台詞が一気に増えてキャラクターがセリフを言わされている感が強く、キャラの反応もそれぞれのキャラにあっておらず不自然に見えました。
特にアイーダがメルキオルのことを、あの場面で事細かに説明するのは凄く不自然だった・・・
あそこだけライターさんが変わったのかな?
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