推しの子 第百五十話 感想 お前ら別人格だったんかい!

推しの子

冒頭、夢の中で対話をするアクアと、五郎先生。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

・・・・・え?

お前ら、別人格だったの!?

たしか、「(アクアの)体の方に人格が引っ張られる」みたいな話はあったけど、今まで同一人格として五郎先生とアクアって描かれてなかったかな!?

ここ一年くらいの推しの子の話で、一番衝撃なんですが!!!!

「人格が分離しつつある」という感じでもなく、お互いが全く別人として対話してました・・・。

カミキヒカルへの復讐もあくまで五郎の意思であり、「アクアは雨宮五郎の役を演じていた」・・・みたいなことを言ってましたね。

じゃあ、今までのアクアの復讐に燃える言動は、あくまで雨宮五郎を演じていたものにすぎないということでしょうか。アクアさん、かなちゃんとかあかねちゃんよりも、役者としての才能ありませんか?

それはともかく、今になって五郎先生とアクアの人格が明確に区別されるようになったのはさりなちゃん(ルビー)がアイドルになるという夢をかなえている姿を見て、「雨宮五郎が救われた」ことが原因のようです。大事なものを全部無くしてしまった悔しさや悲しさが全て浄化してしまったことで、未練がなくなったと。

・・・なんか、五郎先生って未練を残した亡霊みたいだな、と思いましたが、そういえば本人は死んでるんだから幽霊みたいなもんですね。(アクアと別人格だというならなおさら幽霊みたいな存在)

満足した五郎先生は今後の決断をアクアに託します。カミキを殺す道を選んでも良いし、好きな女と楽しく青春を選んでも良い・・・と。

・・・ここまでアクアを復讐の道に誘っておいて、あとは好きにしろは流石に無責任すぎませんかね、五郎先生!!!!

アクアと五郎先生が本当に別人格だとしたら、猶更そう思うよ!

という私の心の叫びを無視して、もう成仏する気満々の先生。何とアクアの恋愛相談にまで乗ってくれます。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

・・・かなちゃんへの想いもアクアと五郎先生で違うのかよ?

もう、今までの前提が崩れまくってめっちゃ混乱してきましたぜ・・・。

せめて、「かなちゃん」と名前で読んでほしかったな・・・五郎先生の中ではかなちゃんの名前すら認識していない感じなのか。

一方、かなちゃんはあかねちゃんに良いように挑発されて、乙女心が爆発していました。

アクアと出会ってからこれまでのことを思い出し、好きになった時の感情に、今一度浸る。

そうして、彼女は覚悟を決めて、アクアをデートに誘うことにしました。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

かなちゃん・・・・・・

情緒不安定すぎて、私はキミが怖い。

先週まで、アクアを諦めてあかねちゃんに譲ろうとしてなかったっけな!?

あかねちゃんの挑発一つで心変わりするのは流石に早すぎない!?

このチョロイン・・・格が違うぜ・・・!!!!

これで次回はかなちゃんとアクアが付き合う流れになるんですかねー。

ハイハイ、おめでとう、おめでとう。あかねちゃん派の私は悲しいけど、それを何よりもあかねちゃんが望んでいるなら、文句は無いよ。

・・・でも、もし二人が付き合ったら、また闇ルビーが出てくるのでは・・・?

ということで、今回はここまで。

生まれ変わり前の人格と、生まれ変わった後の人格が全く別になるというのはありがちっちゃありがちですが、アクアと雨宮五郎が全くの別人格というのは少し違和感を覚えましたね。

そう思う原因としては、これまでのアクアの言動は雨宮五郎の意思から来ていると感じさせることが多かったからでしょうか。

幼いころから・・・というか、生まれた時から雨宮五郎の自我が強かったアクア。

アクアの言動の根底には、五郎時代のさりなちゃんへの想いと後悔、アイへの憧れ、両親との確執が強く残っていたように思います。それらの言動はアクアが演じていただけで、直接アクアという人格には関係ないと言われても、「う~ん」と少し納得できない所はあるかもしれないですね。

まあ、アクアと五郎先生は全く別人格とした方が、色々と今後の収まりは良いと思いますが。

特に、かなちゃんとのハッピーエンドには「五郎先生」がいないのは好都合だと思います。

あかねちゃん派としては複雑ですが!

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