交代勤務のメリット、デメリット3選。

生産技術者

昼、夜の勤務を繰り返す交代勤務。

私も半年ほど交代勤務を繰り返し、現在も交代勤務の作業者と日々交流があります。

その経験から交代勤務のメリット・デメリットを見てどういう人が向いているかを考えてみたいと思います。

※3勤3休 半日交代の交代勤務で考えています。

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メリット

夜勤手当

最大のメリットになると思います。

夜勤手当の係数が0.3であれば、普通に働くだけで基本給の15%を受け取れることになります。

基本給20万の人であれば3万円。

会社によって異なるとは思いますが、3万円の残業代を得ようとすれば15時間必要だと考えるとかなり大きいです。

休日出勤のしやすさ

交代勤務は基本的に誰かが休んでいるときは誰かが仕事に出ているため、休暇を得ようとすると誰かが休日出勤しなければなりません。

逆に言えば、働き方改革が進められている昨今で、休日出勤で時間外労働賃金を獲得しやすい勤務体制となっています。

また、3勤3休で半日交代の勤務であれば、1日休日出勤するだけで基本給の10%分の手当てを貰えることも可能であり、基本給からの上乗せが比較的容易となります。

夜勤と休日出勤での手当のパワーの凄さは下記にもまとめました。

交代勤務で基本給の60%の手当を貰える? 夜勤手当のパワーは大きい。
工場で働く際に交代勤務という勤務体制があります。(主に半導体工場などで採用される勤務体制)一日を昼と夜で2分割し、一日中生産し続ける体制です。その際に普段人が寝ている夜に働く夜勤という勤務があり、この際には夜勤手当が出ます。また昼と夜を交互
新しいタブで開く)

休日が多い

例えば定時勤務で働く労働者が5勤2休の場合、1か月の休暇が大体8日となります。一方、交代勤務の3勤3休の場合、2倍の15日ほどになります。

土日が必ず休みとはなりませんが、月の半分は休暇となり自分の自由な時間が増えます。

ちなみに詳細は省きますが、4勤2休という勤務体制もあり、こちらも休暇の日数は増えますが、夜勤の負担から正直休暇が増えたメリットはほとんど感じないと個人的には思います。

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デメリット

体に掛かる負担が大きい

朝7時から夜7時までの勤務をこなした3日後には夜7時から朝7時までの勤務をこなさなければならない交代勤務。また、一度の勤務で最低でも12時間は工場で働かなければならず、体力の消耗も大きいです。

自分の体調の管理がしっかりできる人、体力がある人でなければ厳しいと思います。

孤独な作業

こちらは何の工場かにもよると思いますが、半導体工場で言えばアパート二フロア分くらいの面積を一人で担当することもあります。加えて夜勤であれば人気は一層無くなり、12時間の勤務中半径5m以内に誰もいなかったということもしばしば。

常にだれかと一緒にいたい、孤独は耐えきれないという人にはかなりきついかと思います。

ちなみに私は休日は1日中一人で部屋にいても大丈夫な人間なので、この部分は問題なかったです。

異なる生活リズム(夜に起きていられるか)

当たり前ですが、夜起きていることがつらい人には絶対に向いていないです。

一歩間違えれば命の危険性もある工場勤務で夜間に半分寝ながらの作業をすることはかなり危ないですし、体調も滅茶苦茶になります。

私は夜起きていられない人間でしたので、交代勤務を3か月行うと昼でも夜でも半分寝ているような状態になり、今思うとかなり危険な状態でした。

また、昼間に十分な睡眠をとれない方も厳しいです。どれだけ疲れても、どれだけ睡魔が襲ってきても昼間は眠れないという方もいます。(私がそうでした)

そうなると疲れがどんどん溜まってきて、休日中も疲れを感じる体になってしまいます。

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まとめ

交代勤務のメリットとしては比較的多くの手当てがもらえる可能性があることと、休日が増えること。

そして向いている人は、夜起きるのが苦にならない人、昼間でも十分に眠れる人、体力のある人になります。

ただ、そのように向いている人であっても、健康に良い働き方ではないのは確かです。

半ば都市伝説のようになっていますが、「交代勤務は寿命を縮める」も間違いとは言い切れないと感じています。(私も60代で亡くなる方の話を何度か耳にしました。)

もし、交代勤務のある職業に就く際には健康面に気を配り、自分に合わないと思ったら会社に定時勤務を要請するか、転職を考えることをお勧めします。

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