ウマ娘 シンデレラグレイ 第135R 感想 クリークさん、魔王の貫禄を漂わせる。

ウマ娘 シンデレラグレイ

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仲良くしたい父親、仲良くしたかった娘

親子で一緒に戦ったJC。

それを祝いたかった奈瀬パパと父親とのレースで結果を出せなかったという悔しさに満ちている文乃さん。

この親子、徹底的にすれ違います。それは、まあ、見事なまでに。

JCでは負けた。結果が全てであり、JCのことをこれ以上話すつもりはないという文乃さんに奈瀬パパは素晴らしい”正論”を語ります。

出典:「ウマ娘 シンデレラグレイ」 漫画:久住太陽 脚本:杉浦理史&Pita 漫画企画構成:伊藤隼之介 (原作:Cygames) 集英社

戦わずして得た勝利に意味などない。当たり前に手に入れた栄光を君は誇れるのか。

完璧な正論です。何ならこの場面を読んでいて私は少し感銘を受けたくらいです。

まあ、言った本人は娘が子供の頃に娘の努力を誉めてあげなかったんですが!

出典:「ウマ娘 シンデレラグレイ」 漫画:久住太陽 脚本:杉浦理史&Pita 漫画企画構成:伊藤隼之介 (原作:Cygames) 集英社

奈瀬パパ本人は褒めてるつもりだったのかな・・・・

いや、子供の時の文乃さんはあくまで得た結果をパパに見せているだけだから、この時に褒めてないとしても奈瀬パパの価値観とは違わないのかな・・・。娘が分かりやすく努力してるところを見せてくれれば褒めてくれたんでしょうか? 逆に面倒くさいな、それ。(結論)

言葉にはしませんが、文乃さんの最終的な目標は父親に勝つこと。父親に自分の力を見せつけること。

そして、父親に認められること。

奈瀬パパが他人の情緒を推し量ることがあまりに苦手なのもありますが、文乃さんの意地が変な方向にこじれちゃって、父親に認められたいという目的と父親に戦って勝つという手段が逆転してるように感じますね。

まあ、奈瀬パパが全部悪いですね。あまりにも空気を読むのが下手すぎる。

文乃さんが明らかにブちぎれているあの空気でプレゼントを渡そうとするのはドン引きしましたわ・・・。

若いころは、奥さんにも相当キレられたでしょうね・・・。

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シングレのウマ娘は怖いです(確認)

怖い女の子という私の性癖をまたしても満たしてくれるシングレ。

その性癖を作ったのもシングレですが(素晴らしきマッチポンプ)

現状、オグリの最大のライバルと目されているのはクリーク。しかし、ライバルでありながらオグリとの立場はまるで異なるものでした。

オグリは主役であり、クリークはあくまでも脇役。

クリークは主役のオグリを引き立たせるための役であり、クリークがオグリに勝とうが負けようが世間はオグリを中心に物語を作っていきます。

つまり、クリークはこの時代のヒール役なんですね・・・

こんな可愛らしいママをヒール役にするとは・・・世間は分かってねえなあ!

出典:「ウマ娘 シンデレラグレイ」 漫画:久住太陽 脚本:杉浦理史&Pita 漫画企画構成:伊藤隼之介 (原作:Cygames) 集英社

・・・魔王?

何故だ・・・外見も性格もおっとり系のクリークがなぜシングレだとこんなにも悪役顔が似合ってしまうんだ・・・

このママ、普通に怖いです。

一方、シービー様による教えにより、レースの主役はあくまでも自分ということに気づいたイナリワン。

自分の中にある激しく燃え上がる光を見つけます。

出典:「ウマ娘 シンデレラグレイ」 漫画:久住太陽 脚本:杉浦理史&Pita 漫画企画構成:伊藤隼之介 (原作:Cygames) 集英社

何かに変身するのかな?

これから殺し合いの戦いにでも身を投じるのかな? と言いたくなるくらいの凄みを纏うイナリワン。

クリークとはまた別方向に怖いです。

そして、この怖さに興奮している私が一番怖い。

あくまで自分はヒールだと割り切ったクリークに、逆にレースの主役は自分だと認識したイナリワン。

この違いが、どういう結果を生むのか。すごく気になりますね。

ということで、今回はここまで!

シングレのウマ娘を見ていると・・・アニメの可愛いウマ娘に物足りなさを感じてしまう自分がいて、軽く絶望します。

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