けんたくんを公園から連れ出した美奈子さん。
・・・いや、でも、連れ出しただけだしね!
美奈子さん、怖い顔してるけど、大丈夫なはず・・・
思いっきり、明言しちゃったよ・・・
翔さんの裏切りに対してブちぎれている美奈子さん。
けんたくんを亡き者にすることで浮気相手との幸せそうな関係をぶち壊しにできると考えます。
そうすれば翔さんは・・・翔さんは?
戻ってくると思ったんでしょうか・・・?
しかし、途中で翔さんとけんたくんのお母さんに見つかってしまいます。
ひえっ・・・また修羅場・・・
かと思ったら、美奈子さんがけんたくんを家に連れてきてくれたと勘違い。
だって・・・
・・・美奈子さん、無意識にけんたくんを送り届けようとしてたんですね。
・・・うちのアパート・・・ですか。
自分を苦しめる存在を喜ばせてしまうという矛盾した行動。
走り去る美奈子んさんに翔さんは追いつき、呼び止めます。
まさか・・・記憶が戻って!!!
・・・はい?
「ずいぶんたくさん買われるんだなって。よっぽど好きなのかなって」
・・・翔さん、良い人だけどどこか抜けてるな(笑)
あと、うすうす感じてたけど記憶が戻った美奈子さん、結構口悪いですね。
こうやって、はっきり罵倒してくる感じ・・・嫌いじゃないです!(どM)
翔さんとの会話で思い出したのは、プロポーズの場面。
バカでお人よし、大事なことは何も分かっていない・・・そういうところが嫌いだった・・・
でも、そういうところが好きだった。
完全に翔さんを失って初めてそのことに気づく・・・切ないですね・・・。
いや、でも。
翔さんがけんたくんのお母さんに恋愛感情があるかはまだ分からないし!
勘違いの可能性も!
ねえのかよ・・・!!!
マジで浮気だったのかよ翔さん・・・
正直、ここが一番私の気分が落ち込みましたね。
しかし、美奈子さんは少しふっ切れたようで翼とも仲直りしました。
良いなあ、この会話。
ようやく親子に戻れたって感じですね。
こんなささやかな幸せがずっと続けばいいのですが、そうはいかないのがこの作品。
事故直前の記憶があいまいな美奈子さんは自分の日記を探ります。
そこにはけんたくんを見つけたという言葉が。
しかし、美奈子さんには心当たりがありません。
今日初めて見たような―――
ズキンッ
頭痛がします。
取り返しのつかないこと・・・けんたくんのことですか?
しかし、日記の続きには翼に謝罪する言葉が・・・。
すべてを思い出した美奈子さん。
「この世界はおかしい」
「翼、 ツバサはもう――」
翼の呼び方が記憶喪失前のカタカナに戻ります。
・・・翼が、もう?
偽物の翔さんが現れ、「時間切れ」という、この状況ではよく分からない言葉を口にします。
しかし、美奈子さんはすぐに理解したように絶望の表情を浮かべます。
「会わせて。あと一回だけ、あの子に」
・・・一回だけ?
そんなささやかな願いを懇願するように、後生の頼みのように言う美奈子さんは・・・
そのまま消えてなくなりました。
ということで! 今回はここま
って、なんだよこれ!
え・・・なに記憶を取り戻したら消えるルールなの?
やっと親子らしいやり取りを取り戻したのに!?
・・・ちょっと、悲しすぎませんかね・・・
煽り文では「消された母」と書いてましたが、偽物の翔さんが消したというよりは消えざる負えなかったという感じに見えましたが・・・
あと、気になるのは事故の詳細は知らないのに偽物の翔さんの正体を美奈子さんが知ってること。
事故が起こる前からの知り合い・・・ということですかね。
ただの知り合いの割には、謎が多すぎる人物ですが・・・
また、美奈子さんが謝ってた「取り返しのつかないこと」というのはけんたくんのことか・・・翼のことなのか・・・はたまた両方か。
そして、「翼」と「ツバサ」の言いかえも何か意図するものがありそうです。単に記憶が戻ったかどうかで言い分けてるということではなさそうですね・・・。
「ツバサはもう――」
続く言葉は”死んでいる”が浮かびますが・・・
翼は死んでいて、ここはある意味夢の世界。
家族と幸せにやり直そうとする機会が与えられたが、そのためには昔の記憶は邪魔。
家族全員の記憶を全部リセットした状態となり、記憶を取り戻した家族から徐々に消えていく・・・
なのかな?
・・・翼のための世界にしては学校のいじめなど、翼に厳しすぎる気もしますが・・・
ふと思いついたのがトム・クルーズ主演のバニラ・スカイという作品
元はオープンユアアイズという作品をリメイクしたものですが。
この作品も不幸が訪れた主人公のための世界が(主人公は気づかない)用意されましたが、次第に現実の出来事(不幸)によって行ってしまうという作品・・・だった気がする!(記憶があいまい)
「一ノ瀬家の大罪」の世界もそういう世界なのかな・・・?
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