物語の後半からの出番でありながら、中々のインパクトを残した姫が率いる猟兵団の斑鳩。
しかし、共和国での活動の目的が分かりづらい組織でした。
元々彼らは共和国ではなく東ゼムリアで活動しています。
その斑鳩の副リーダー(シズナ)と片腕(クロガネ)が一年も共和国に滞在しているということで、単なる出張では済まないことをヴァンも指摘しています。
今回は黎の軌跡に出てきた情報から斑鳩の目的について探ってみました。
主契約
まず注目してしまうのは、姫やクロガネが作中で何度も口にしている「主契約」という言葉。
つまり、何かしらの契約を結びながら共和国で活動していたことになります。
その契約相手はもちろん
大統領府。
黒月、マルドゥック社など多くの組織と契約をしている大統領府ですが斑鳩もその一つのようです。
しかし、そもそもこの大統領府が斑鳩と契約している目的が良く分かりません。
宇宙軍基地の完成と運用という目的は大統領自ら述べているのですが、ではそのために斑鳩をはじめとする複数の武闘派の組織と契約を結ぶ必要があるのかと考えると、繋がりは薄く感じます。
(科学技術の面でマルドゥック社と契約を結ぶ必要性は分かりますが)
オラシオンでのデスゲームも姫たちは強制的に参加させられただけで、特に主契約の範疇ではなく、他に本命があったようです。
しかし、5章でどの協力者と手を結んでも結局斑鳩のその”本命”とやらは良く分からなかったです。
そもそもアルマ―タという脅威に対応するための一つとして斑鳩を送り込んだはずなので、デスゲームで勝ち残る(アルマ―タの首謀者に直接手を下せる)ことは最優先目的になりそうですが・・・
組織の計画に邪魔だから参加者もろともアルマ―タを毒殺しようとした結社の破戒さんの方が大総統府の契約者たちより、まだ行動の意図は分かりやすかったですね(やろうとした所業の良し悪しはともかく)
ちなみに黎の軌跡の約1年前に龍來でリィンが斑鳩に襲われており、そのことをヴァンは知っていました。そのため姫たちが一年近く共和国にいることを知っていたんですね。
龍來 イシュガル山脈
同じく大統領府が依頼主のマルドゥック社と話しているときに出てきましたが、斑鳩には大統領府のオーダーを受ける中で別の目的ももあるとのこと。
これに関しては、マルドゥック社なども同じで大統領府も承知の上だと思います。
では斑鳩の狙いとは何なのか?
それは龍來、もっと詳しく言えばイシュガル山脈(崑崙)が関わっているのは確かのようです。
その目的については探られても絶対にたどり着けないと、姫は断言します。
裏解決屋として様々なコネがあるヴァンでもたどり着けないと。
しかし、メアはイシュガル山脈に何かがあることを察している場面があります。
メアちゃんはその何かをヴァン達には理解できない言葉で表現します。
・・・マクバーンのような存在がいるんでしょうか?
重要なところは理解できない言葉に置き換わっているため詳細は分かりませんが、イシュガル山脈のあるものは何かが起動した後に物語に関わってくることが示唆されます。
そのイシュガル山脈を封じる、つまり悪意を持って踏み込んでくるものを排除するのが斑鳩の目的とのこと。
「封じる」という言葉から、斑鳩はイシュガル山脈にあるものをそのままにしておきたいと考えているようです。
・・・あれ、メアちゃんと敵対しないかな?
ということで、今回はここまで!
斑鳩は
- 大統領府のオーダーで共和国内で活動している
- イシュガル山脈を守っている
ということが分かります。
斑鳩の第一目的はイシュガル山脈(崑崙)を封じることなので、その目的で共和国に入り、そこで大統領府から接触があったという流れでしょうか。
余りにもタイミングが良すぎるような・・・
あと、イシュガル山脈を封じることが目的の割には、姫やクロガネがオラシオンやイーディスに気軽に来てるのも気になりますね。姫はともかく真面目そうなクロガネがイシュガル山脈を離れることに抵抗が無いのもおかしいですし。
いや、意外におちゃめな性格してたな・・・
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