2019年のこのラノ総合・新作部門で1位を取った「錆喰いビスコ」
私は未読(しかも何の事前情報もなし)で1話を見ました。
個人的な感想としては、独特な設定に反してキャラが印象に残らなかったなあという感じです。
丁寧に進行した分、面白くなるまでの場面に1話でたどり着かなかったのかな、と思いました。
独特・・・だけど何となく見覚えはある世界観
始まりの数十秒でズドーンと現代の東京が爆破されます。
・・・しょうがないけど、色んな物語でよく破壊されるな東京
世界は大きく変わり、日本の文化は完全に途絶えてしまいます。人々は体が錆びていく病気に苛まれ治安は悪化。その錆の原因の一つとなっているのがキノコであり、キノコを至る場所に成長させる能力を持つものがテロリストとして体制側に追われている・・・のかな?
大きく変化した世界を見せていくために1話の大半は世界観の説明、もしくは描写でしたね。正直、説明が多かったなあという印象も。
このように普通ではない独特な世界観ですが、真新しさも今のところあんまりないかなあ。一度ほろんだ世界で伝染病が流行るというのは設定としては良くあるものに感じました。
あと、荒廃した世界の下町の描写は洋画の「ブレードランナー」によく似てて、影響受けてるのかな、と
・・・ブレードランナーも何かに影響受けたんだっけ? ま、いいか。
あと体制側の治安維持部隊が変な着ぐるみかぶってるのも既視感あるかな・・・
個人的には他の作品から影響されたり似ている部分があることには特に抵抗はないですが、この作品だけの特徴というものが、今のところあまり感じなかったかなと思います。
今のところ印象の薄い登場人物たち
主に紹介されたのはテロリストとして指名されている赤星ビスコ
下町で錆の被害に苦しんでいる人々を助ける善良な医者として働いている猫柳ミロ
ミロの姉であり錆の被害に苦しんでいた猫柳パウー
となります。この中でキャラクターが良く分かったのはミロだけであり、各キャラの関係性もミロとパウーの姉弟関係だけが見て取れました。
ビスコに関しては性格も良く分からなかったですね。感情移入できるようなキャラや関係性はまだないかなあ。
でも、パウーはスタイルが抜群で良かったと思います。(単純)
まとめ
独特の世界観を持つ作品は、ある程度しょうがないと思いますが、1話は世界観の説明に費やしてしまうため、物語が盛り上がるところまで進まない、またキャラの描写不足で感情移入できないことがやっぱり多い印象ですね・・・。
なので、作画や演出・物語の展開などにマイナス点はないのにあまり印象に残らなかったかな・・・。
独特の世界観はハマったら、底なし沼のようにハマるので2話以降に楽しみです。
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