黎の軌跡 感想 14回目!
今回で1章が終わりとなります。
軌跡シリーズでは珍しいビターな終わり方となりましたね。
”大人の役割”を全うする主人公
アイーダがメルキオルの介入で化け物にされてしまったところから。
アイーダを止めても、そのたびにメルキオルが余計な手出しをしてくる状況に流石のヴァンも打てる手が無い状況。
こういう時にタイミングよく助っ人が登場するのが軌跡シリーズ!!
って、助っ人はまたお前かい!
結社が助っ人に来るという状況に、「・・・このシリーズの敵って誰だっけ?」と少し混乱しました(笑)
まあ、デュバリィとか怪盗Bが助けに来てくれるとかあったはあったけど・・・。ガッツリ組織側にいて主人公側を助けてくれたのは今回が初めてでは・・・?
メルキオルVS痩せ狼の地獄の鬼ごっこ開始!
とりあえず周辺の住民には迷惑かけないようにしてもらいたいですね・・・。
メルキオルからの介入の心配がなくなったヴァン。
改めて、化け物になったアイーダを抑え込むことに集中します。
変身した姿が痛々しい・・・
グノーシスによる変異にも少し似ているような気がする・・・
圧倒的なアイーダの力に追い込まれるヴァン。
そこに・・・
実体化したメアが登場!
うん、分かってた(笑)
閃の軌跡でのヴァリマール登場ほどでは無いですが、グレンデル化のタイミングも分かりやすいな!
ここでヴァンがどっちのお前が本物なんだ、と問いかけます。
これは決まったことしか話さない普段のメアと明らかに自分の意志があるメアのことを言っているのかな?
ヴァンがグレンデル化することでアイーダと対抗できるようになります。
ちなみに今回はフェリも戦闘に参加してくれました、が
化け物同士の戦いに巻き込まれてフェリは何回も死にかけました・・・
グレンデルにもHATEアップのコインバレッドが欲しい。あれ、本当に便利・・・。
何とかアイーダを撃破したヴァン。
赤い光を放つゲネシスの効果が無くなったのか、ゾンビ化していた隊員たちは彷徨える霊が成仏するように消えていきました・・・。
やっぱり生き返らないか・・・
そこに、フェリとアイーダが所属している猟兵団もそれぞれ到着。
無惨な姿になっている同胞を見ても冷静でいる姿は、やはり猟兵ですね。
もちろんアイーダも助かるはずがなく、であればせめて最後にフェリにトドメをさしてほしいとお願いします。
猟兵として成長する糧にもなるはずだからと・・・
フェリの父も納得し、フェリにトドメをさすように言います。
フェリが可哀想すぎないか・・・
でも、既に戦士として戦場に出しているわけで、そこら辺の価値観はやっぱり違うのかな。
しかし、ここでヴァンが介入。
命に責任を負うのは大人の役割だとして、フェリの代わりにアイーダにトドメをさします。
リィンやロイドには良くも悪くもできない行動で、事件の後始末を付けました。
最後に響いたのはフェリの絶叫にも似た、泣き声。
バッド寄りのビターエンド。今までの軌跡シリーズだと中々ない章の終わりです。
これも主人公がヴァンだからできるのかな、と思います。ロイドやリィンでこのエンドを迎えたら、これを乗り越えるために時間が必要になりそうですし・・・。
このような後味が悪いことに慣れていそうなヴァンなら、すぐに次の事件に移れそうですしね。
押しかけ娘、追加
事件が終わり、数日後
ゲネシスを回収するという点では順調にいっているヴァン達。
こうしてみるとゲネシスの形がそれぞれ違うんだな・・・。
今回の事件にも間違いなく大きく影響しているゲネシスについて、改めて脅威を感じます。
しかし、アニエスが持っていたゲネシスがアイーダ達を変貌させたゲネシスを抑え込んでいたことから、ゲネシスは相互にコントロールし合う機能を持っているのかもしれません。
エプスタイン博士がゲネシスを集めろと言ったのは、個別にほったらかしだと甚大な被害が出るのを予期したからかな?
このゲネシスを集めることにアニエスが固い決意を持っていることを知っているヴァンは、ゲネシス集めを続けることには反対しません。
しかし、裏解決屋のバイトはまた別な話です。
正義ではなく、ヴァン自身の流儀を貫く裏解決屋。
その分、危険が付きまとう仕事や後味の悪い仕事も警察や遊撃士よりも多くなります。
今回のように悲しい結末に終わる事件も多く経験するかもしれない。そんなものに慣れて自分のように黎い世界に染まってしまう前に辞めた方が良いのではないかと
しかし、アニエスは反論します。
ヴァンの優しさは到底まねできないので、ヴァンのように染まることはない、と。
ヴァンのアイーダにトドメをさした行動を”慈悲”ととらえるところにアニエスの優しさが見えます。
しかし、ヴァンの様になれなくてもヴァンのそばで寄り添うことはできる。
(ここで“貴方”とヴァンのことを呼んだことにドキッとしました)
だから、アルバイトは続けさせてほしいとアニエスは言います。
一人で孤独に戦おうとするヴァンのことを無意識に感じ取ったのか、そばに居続けようとするアニエス。
この行動は本来エレインが行いたかったことのような気がします。
ヴァンとエレインの関係が思った以上に湿度が高くて、最近この三角関係を茶化せないんだよな・・・
そこに何故かフェリがアークライド事務所を訪れます。
猟兵団から追い出されたらしく、裏解決屋に入れて欲しいと言いました。
しゃー!!!喜んで!!!
大歓迎するアニエスと、呆然とするヴァン
そして、フェリの父からの手紙を受け取ります。
アイーダのことでフェリの依頼を達成したことには感謝していましたが、アイーダにトドメをさすところを邪魔してフェリの成長の機会を奪ったのは遺憾だ、と。
代償として、裏解決屋に入れて代わりの成長の場を与えろと。
もしフェリに手を出そうものなら、一族総出で殺しに行くかもしくは責任を取ってもらうから覚悟しろと。
責任って・・・親として半ば認めちゃってるじゃねえか(笑)
ここのヴァンの表情の変化が滅茶苦茶面白かったです。
どこに住むんだよ!というツッコミに対しては、事務所の上の部屋を既に契約されていました。
いつの間にか外堀を完全に埋まれていたヴァン。
こうしてフェリちゃんが仲間になりました!
フェリちゃんが仲間になったシーンで「はは~ん。今回の主人公は仲間が勝手に押しかけてくるんだな」と確信しました。
ヴァンは一人で背負い込もうとするところがありそうなので、こうやって仲間が強引に押しかけてくることでヴァンの心もどんどん身軽になっているような気がします。表面上、本人は迷惑そうですが。
次回は遂に待望の赤髪イケメンが登場のエピソード。予想以上にヴァンとの相性が良くて会話が面白かったです。
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