エクソシストを堕とせない 47話 感想 男を堕とすための嘘の中にまみれる、色欲の魔王の本音

エクソシストを堕とせない

攻守交替!

イムリちゃんに代わり、今度はアスモデウスが神父くんを攻める番!

神父くんの貞操を奪えるのはどちらの悪魔か!

・・・そうだよなあ。どっちも悪魔なんだよなあ。

つまり神父くんがどちらに恋しようが堕落になっちゃうのかあ。可哀想。

色欲の魔王は色仕掛けではなく、神父くんの心と自分の心が寄り添うような形でアプローチしていきます。異性としての色を強くして神父くんに接近したのは、むしろ前回のイムリちゃんの方だと思えるくらいに健全に近づいていきます。

神父くんを堕とすにはまず、「人」として信頼されなければならないということをアスモデウスは重々承知しているような立ち振る舞いを見せていました。

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可愛い、可愛い、可愛い

色欲の魔王が、色気を抑えて異性に接することで

逆にアリア本来の可愛さが強調。爆発。

出典:「エクソシストを堕とせない」 エクソシストを堕とせない 集英社

可愛い(可愛い)

これで中身が魔王でなかったら・・・。

ちなみに、この衣装を着たアリアも良かったのですが、この衣装を見せる前に放った「じゃん」という言葉に私は萌え苦しみました。

魔王が「じゃん」て・・・「じゃん」って・・・可愛すぎかよ!

何なんでしょうね・・・魔王ということを抜きにしても、世間を熱狂させる歌姫が普通の女の子の顔を見せるというギャップに強烈な可愛さを感じてしまうんですが。

裏には明確な悪意が存在するのに、どうしてもアリアという少女に惹かれてしまいます。

・・・私も篭絡されてないか、これ。

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それは嘘か、本音か

神父くんをあの手、この手で絡め取るように篭絡していくアスモデウス。

彼女の表情、仕草、言葉はどれも嘘で固められているはずですが、その端々に本音が隠れているような気がして、読んでいる私もアリアのことを愛しいと思う感情が沸き上がってきます。

アスモデウスはまず、自分の体の傷を神父くんに認識さることにします。

神父くんの心の傷の”最初”は父親による虐待。

その虐待により彼は体にも心にも傷を負っていました

出典:「エクソシストを堕とせない」 エクソシストを堕とせない 集英社

父親からの傷を持つ者同士であるということを神父くんに伝えることで、体の傷を通じて心の傷も共有し合う二人。

これは自分の弱みを見せることで、神父くんに信頼してもらい、同時に庇護欲も湧き上がらせるという巧妙な謀。

悪魔なので体の傷を作り出すのも自由(なはず)、心にもない嘘をつくなんて朝飯前なはずです。

普通に考えれば、アスモデウスが神父くんに見せたことは全て嘘・・・のはずですが・・・

出典:「エクソシストを堕とせない」 エクソシストを堕とせない 集英社

しかし、この表情までが嘘なのか・・・

勇気を出して自分のトラウマを開示した幼気な少女にしか見えないんですが。

また、アスモデウスが父親を良く思ってないのは本当のようにも感じました。

出典:「エクソシストを堕とせない」 エクソシストを堕とせない 集英社

アスモデウスの心に強く存在している大切な少女(サラ)に父(神)を賛美する歌を歌った時のことを

「喉が焼けるようだった」

とアスモデウスは思い返しています。

好きな人の前で歌うことを「喉が焼ける」という表現は、ちょっと妙な気もしますが・・・どうなんでしょうか。

このように、ところどころに隠れているアスモデウスの”本音”が愛しく思うのは・・・私が単純すぎますかね。

ということで、今回はここまで!

アスモデウスは神父くんを堕とすことで、大切な少女への「愛」と「あの日々の過ち」を証明すると言っています。

「過ち」とはアスモデウスの過ちではなく、少女の過ちのことかな・・・

少女が体を売ってるような描写もあったので、そのことに対する怒りの感情が見えるような・・・でも色欲の魔王がそのような行為に怒りを感じるというのは何か矛盾してますよね。

どちらにせよ、アスモデウスが神父くんに執着しているのは、その少女が深くかかわっているのは間違いないようです。

話は変わりますが、私は神父くんに謝罪したいことがあります。

神父くんがアスモデウスに堕とされているイメージ図を見るとどうしても羨ましいと思ってしまう!!!


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