私的 新作ライトノベルランキング 7月

ランキング

私の独断と偏見で、ブログ内評価☆3.5以上の7月の新作ラノベを紹介!

スニーカー文庫、電撃文庫、MF文庫、ガガガ文庫、そしてダッシュエックス文庫の1部から選びました。

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4位 嘘と詐欺と異能学園

[野宮 有, kakao]の嘘と詐欺と異能学園 (電撃文庫)

☆ 3.5

能力至上主義の学園で無能力者の主人公がトリックと話術だけで、能力者を蹴落としていくという扱いが難しい物語を、しっかりと描き切った作品。

能力者を騙す過程(情報収集など)が具体的に描写されていたので説得力がありました。

また、ひねくれているけど魅力的な主人公に真っすぐで可愛いヒロイン、そしてカタルシスを感じさせてくれるムカつく敵役という物語に必要な登場人物が出てきて、「騙す」という要素以外でも楽しめる作品でした。

詳しい感想は下記


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3位 大罪ダンジョン教習所の反面教師 外れギフトの【案内人】が実は最強の探索者であることを、生徒たちはまだ知らない

[御鷹 穂積, へいろー]の大罪ダンジョン教習所の反面教師 外れギフトの【案内人】が実は最強の探索者であることを、生徒たちはまだ知らない (富士見ファンタジア文庫)
amazon 引用

☆ 3.5

生徒がピンチになったときに面倒くさがりながらも助けるやれやれ系主人公を想像していましたが、予想以上にしっかりと指導者をやってい主人公に好感を持てました。

10年前などと比べると社会人主人公のライトノベルも増えていますが、その主人公が社会人として仕事の責務を全うしていないとその時点で読むモチベーションが低くなります。

この作品では主人公は常に気だるげですが、生徒たちの命を最優先に考えて指導しています。そのように自分の立場に責任のある主人公がいるため物語が引き締まり、可愛くて魅力のあるヒロインもより輝く作品となっています。

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2位 君は僕の後悔

☆ 3.5

今年、アニメ化された「ひげを剃る、そして女子高生を拾う」のしめさば先生の新作。

中学時代、価値観の違いに惹かれた主人公とヒロインがその価値観の違いで苦しみ、別れることになった作品。

大人でも苦しむ、コミュニケーションをしっかりとれない問題や相手の気持ちを勝手に想像して決め込む問題などを主人公の心情を通して繊細に描き出しています。

今どき、珍しい男女2人ずつの4角関係も形成していますが、4人とも性格の良い登場人物なので読後感は凄くさわやかな作品でした。

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1位 きみは本当に僕の天使なのか

[しめさば, 緜]のきみは本当に僕の天使なのか (ガガガ文庫)

1位もしめさば先生の作品。

しめさば先生らしく、えぐいくらいに生々しいアイドルの闇の部分をさらけ出していました。

しかし、アイドルの光の部分の描写もあり、理想的なアイドルと理想的なアイドルファンの間には恋愛感情は生まれないんだなと感じました。

だからこそ、理想的なアイドルのヒロインと理想的なアイドルファンの主人公がどれだけ互いに心を近づけても恋愛関係にはならない(なってはいけない)もどかしさが、たまらなく面白かったです。

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まとめ

TOP2が同じ作者の先生と言うことで、完全に趣味丸出しのランキングですが、この記事で上げた4つの作品は本当に面白かったと思うので、ぜひ読んでみていただきたいです。

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