偏愛ハートビート 3話 感想 外堀を埋めて、情報収集を怠らないのは恋愛の基本です!

偏愛ハートビート

ヒロインが盗聴器を仕掛けて、特に驚かなかった自分に逆にびっくりした。

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彼氏の家に来てすることといえば?

3話でいきなり彼氏の家にデート。

流石、希咲ちゃん!恋人になってからも距離の詰め方がえぐい。

さあ、プロストーカー希咲ちゃんは彼氏の家に行ってどんな攻撃をしてくれるのか!?

出典:「偏愛ハートビート」 飯野俊祐 集英社

・・・すみません。私の考えが甘かったですね。

戦いは戦場に行く前から始まってるんですもんね。

ということで、すでに河辻君のお母さんは篭絡済みであった希咲ちゃん。

驚くべきは半年前からお母さんに唾をつけてたということ。そんなに長い期間、準備を進めてたなんて凄まじい執念・・・っていうか河辻君との初対面から一か月も経たずに河辻君の家族を把握したのか。名前も聞いてなかったのに(驚愕)

そんなやばい(直球)彼女が彼氏の部屋に入ったらまずは何をするのか!? ここは注目です!

出典:「偏愛ハートビート」 飯野俊祐 集英社

・・・何だ、その程度か。

ベッドを触ったり、嗅いだりなんて漫画のヒロインは割とよくやるやつじゃないですか。

希咲ちゃんなら、最低でも河辻君の下着くらいは盗むのかと思ったのに・・・ガッカリだよ希咲ちゃん・・・。

その後も、一緒に映画を見るなどまるで普通の恋人のように過ごした二人。期待していた・・・ゴホン・・・恐れていたホラー展開は特になく普通のラブコメのような雰囲気が流れます。流石の希咲ちゃんも最初のデートでは遠慮するか・・・なんてことはなく

出典:「偏愛ハートビート」 飯野俊祐 集英社

盗聴器を仕掛けるという超えちゃいけないハードルをサラっと超えてきやがったぜ!

作品によっちゃ軽く炎上する類のことだよ!まあ、希咲ちゃんだから「やっぱりか」で済みますけど。

でも・・・これだよこれ!希咲ちゃんに望んでるのはこのゾクゾク感だよ!

もっと私の心をドキドキさせてほしい!(・・・もしかして私は河辻君並みのドM?)

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河辻君の闇も深い

どうしても希咲ちゃんの奇行・・・もとい深すぎる愛が目立ってしまいますが、私は河辻君の闇も深く見えてきました。

・・・希咲ちゃんを受け入れた時点で闇深すぎ? まあ、その通りなんですが。

出典:「偏愛ハートビート」 飯野俊祐 集英社

ヤンデレ彼女が自分の知らぬ間に家族に接触していたというのに喜んでいましたしね。でも、一方的にやられる恐怖を好むわけではなく、河辻君はある程度駆け引きを楽しんでるような・・・

こんな風に希咲ちゃんの重すぎる愛を好んで受け止めてる変態の河辻君ですが、彼の闇はそのドMだけじゃなく何かもっと大きいものを抱えてるんじゃないかなあと。

出典:「偏愛ハートビート」 飯野俊祐 集英社

私がそう思ったのはこの場面。

ベッドの上が河辻君を解放してくれる唯一の場所という希咲ちゃんの発言。

河辻君のスリルを味わいたいという特殊性癖のことを言ってるとも受け取れます・・・が、なぜか私はもっと重大なことを言ってるように感じました。河辻君のスリル欲求は確かに周りには隠していますが別にやましいことをしているわけではないし、本人はスリルを味わうための廃墟巡りの時に希咲ちゃんに姿を現すなど何が何でもその欲求を隠したいというわけでも無い。なのに「解放」という言葉が使われるのは、少し仰々しいような気がしました。

この時の河辻君の反応も含めて、重要なセリフだったんじゃないかなと。

ちなみに、希咲ちゃんが何故河辻君に関してこんな意味深なセリフを言えたのかはツッコみません。もう、希咲ちゃんだからでいいじゃん!

ということで、今回はここまで!

彼女が彼氏の家に盗聴器を仕掛けるというホラー展開。なのに、彼氏がそれを込みで受け入れてる前提で見ると途端に純愛に見える謎・・・

恋愛に限らず、人と人との関係はパズルのピースのようにピッタリ合うかどうかが重要なのかななんてことをこの漫画で考えてしまったことにちょっと頭を抱えてしまいました。もっと普段の生活で人間関係について深く考えろ、私・・・ヤンデレとドMの物語で考えるんじゃない!

極端なスリルを求める河辻君と極端な愛情を表現する希咲ちゃんの恋の行方はどこに向かうのか・・・ここまで予想できない恋も初めてかもしれないなあ。


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