鬼滅の刃 刀鍛冶の里編 第7話 感想 鬼の醜い心にちょっと共感できるのが・・・

鬼滅の刃

半天狗の自分勝手な価値観を見て、やっぱり鬼は屑だなあと思いつつ、・・・でもこういう被害妄想は私も知らずにやってないか?と考えこんじゃいましたね・・・。

半天狗の首を切り落とすのにあと一歩の炭治郎。

しかし、背後から新手の敵が襲い掛かります。

ここで後ろの脅威を認識しつつ首切ることを優先する炭治郎の心の強さは凄かったですし、ちょっと怖かったですね。ここまで自分を犠牲にする覚悟を持てるのかと。

半天狗を斬り切れず、背後の敵が繰り出してきた技はいくつもの首を持つ竜・・・大蛇?

個人的に木材で作ったような見た目が凄く好きでした!

敵の技じゃなければ良かったのに!

新たに出てきた鬼は6体目・・・ではなく、積怒が他の鬼を吸収して生まれた鬼。

喜怒哀楽に分かれてましたけど・・・半天狗の本質は積怒が近いってことなのかな。

新しい鬼も何かメッチャ怒ってるし!

そして、積怒以外の鬼が吸収されることを嫌がっていたというのも気になりました。

元が一つの存在であれば、嫌がることもないと思うのですが・・・

分裂した喜怒哀楽にはそれぞれ自我が芽生えてた・・・ということなのかな?

さて、合体した鬼はさらに若くなった姿をしていました。

分裂しても若くなるし、合体しても若くなるって規則性が全然分かんねえな!

この鬼は炭治郎達に告げます

「悪人ども」

「弱きものをいたぶる極悪人よ」

・・・・人を殺しまくってるが何言ってんだ?

この鬼の言い分ではこんなに小さくて弱い(?)半天狗の首を狙ってる炭治郎達は極悪人とのこと。

・・・こいつ、自分は隠れて逃げ回りながら分身たちに人を殺させてんじゃねえか!

泣いてりゃ済むって思ってんじゃねえぞ!ジジイ!

せめて外見が美少女になってからやり直しな!(え?)

炭治郎は当然、激怒!

「大勢の人殺して食っておいて、被害者ぶるのはやめろ!」

「ねじ曲がった性根だ!」

炭治郎は普段は仏のように優しいですけど、マジで怒ったときの言葉選びは容赦ないですよね。

ねじ曲がった性根だ!って結構強い言葉だと思う・・・。

あと、ここで威圧されて震える玄弥に対して、怒りで震えている炭治郎が印象的でしたね。

玄弥が情けないというより、炭治郎の正義の心が強すぎる・・・。

今まで半天狗が殺してきた人、これから殺されるかもしれない人のために怒る炭治郎。

半天狗がお前には関係のない人のために何故そこまで怒れるのか理解できないという様子でしたが、

「人が人を助けることに何の理由がいる!」

と、素晴らしい言葉。

・・・半天狗の身勝手な理論には勿論付いていけないのですが、炭治郎のように見知らぬ人のために助けようとする心がない私は、この場面で炭治郎に説教されているような気分になりました。

炭治郎先生・・・醜い人間ですみません・・・。

炭治郎が鬼に対して放つ言葉は人間の弱い部分や醜い部分に対しても言ってるのかもしれない・・・

一方、予想以上にピンチだった時透君。

どうしても水牢の術を抜け出せません。(技名が違う)

やれることはやった時透君はあっさりと自分の命を諦めてしまいます。

この子、他人に対する思いやりの心が抜けてると思ったけど、それは自分も例外じゃなかったのか・・・

そんな時に諦めちゃダメだと頭の中で話しかけてくるのは炭治郎。しかし、炭治郎はこんなことを言ったことはありませんでした。

その頃、時透君を殺した気でいる玉壺はルンルン気分で納屋の中に入ると、鋼塚さんが誠心誠意を込めて刀を研いでいました。

あまりにも素晴らしい刀に心を奪われながら。

この刀は自分の命を賭してでも研がないといけないとでも言うように。一心不乱に。

「私とてこれほど集中したことはない!芸術家として負けた気がする!」

まず、お前が芸術家を名乗るんじゃねえ!

その上でやっすいプライドだな!オイ!

芸術家として称えることすらできねえのか!

鋼塚さんの集中を解きたいと考えた玉壺は鋼塚さんを攻撃します。

やってること、本当にダサいな! 心、せっま!

それでも鋼塚さんの研ぎを止めることはできず!

鋼塚さん・・・格好いいな!っていうか、マジで顔が格好いいのかよ、この人。

・・・・ムカつくぜ!(心、せっま!)

そんな私の狭い心はともかく、この刀に込められた意思を感じ取って鋼塚さんがその意思を引き継ごうとしてるこの場面は、素直に感動しました。

刀の製作者が名前を刻んでないってところも良いですよね・・・名誉心のために作ったわけではないという意図を感じて。

場面戻って、頭の中の炭治郎と対話を続ける時透君。

頭の中の炭治郎は「誰かが助けてくれる」と言いますが、時透君は「誰も僕を助けられない」と反論します。

何故なら、時透君が一番強いから。

私もこの場面を見てて、悲しいけど時透君が正しいかなと思ってたんですが・・・

そんな時に、一番小さくて弱いはずの小鉄君が時透君を助けるために立ち上がっていました。

鬼に襲われながらも必死に・・・。

「キミじゃダメなんだ!どうして、分からない!」

今までに聞いたことがない焦った声で小鉄君を気遣う時透君の声が胸に響いた・・・。

やっぱり、根はやさしい子なんだな・・・。

そして、この場面も私は時透君の言葉が正しい・・・小鉄君には何もできないと思いましたが。

小鉄君は時透君に水の壺の外から空気を送り込みました。

凄い・・・

こういう発想が出たのが凄いんじゃなくて、この発想が出るまで必死に時透君を助けようとした小鉄君の心の強さが凄い・・・。

そして、先ほどの脳内炭治郎が言ってた「人は助け合う」という言葉が私の胸に突き刺さる・・・。ハイ。分かってるんです。その通りだと分かってはいるんですが・・・ハイ・・・。私は弱い人間でして・・・

小鉄君の助けで呼吸を使い水の壺をたたき割った時透君。

そして・・・

自分の父が炭治郎と同じ目の色をしていたことを思い出します。

さっきの炭治郎の言葉は親父さんの言葉だったのか・・・

そして・・・時透君と炭治郎はもしかして遠い親戚?

ということで、今回はここまで!

自分を弱者に見せて、被害者ぶる半天狗

自分より優れた者に対して敵意むき出しになる玉壺

見てて醜いなあと思いつつ、共感してしまう私がいました。

鬼の思考は人間の心の弱い部分を抽出したものなのかもしれないですね・・・。

まあ、鬼のトップが赤ちゃんみたいな癇癪持ちだからなあ。

炭治郎の言葉が私に向けられてるように感じることがたまにあり、鬼滅の刃を見た後はちょっと落ち込む私がいます(笑)


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