黎の軌跡 ヒロイン アニエスについて ヴァンという主人公をより輝かせるためのメインヒロイン。 十分役割は果たしていたが、元カノが強すぎた

黎の軌跡
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黎の軌跡でのメインヒロインであるアニエス。

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空の軌跡から軌跡シリーズをプレイしている身からすると、軌跡はシリーズを重ねるごとにメインヒロインの印象が薄くなっている気がします。(主に原因は絆システム)

では黎の軌跡でアニエスはどうだったのか?

アニエスの物語上での役割、主人公のヴァンとの関係を見ていきながら、私の独断と偏見を語ります!

ちなみに私のベストメインヒロインはヨシュア。・・・いや、男だけど。エステルをヒロインと呼ぶのは何か違和感が・・・

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アニエスの物語上の役割

アニエスが黎の軌跡で求められたのは下記の役割かなと思います。

①物語(主人公)を動かす登場人物

②ヴァンという年上主人公の特徴を活かす

③孤独なヴァンを支える。

全部、主人公のヴァンに関係している役割ですね。

①は言葉のまんま、物語を動き出させるためのトリガーとしての役割。ヴァンはお人好しではありますが、自分からより多くの人を救いたいだとか世界を変えたいなどの大きな志はなく、あくまで遊撃士やCIDなどの陰で活動していました。そこにアニエスから依頼されたゲネシスの捜索依頼が加わり、状況が一変。思った以上に大きな事件を呼び寄せるゲネシスに、どうしてもCIDやギルドと関わる機会も多くなり、避けていた幼馴染たちとも関わることになります。ヴァンがあえて停滞させていた物語を、アニエスという存在が進めていきました。

避けていた幼馴染とも深くかかわることに

②は今までの主人公と違って年齢(経験)を重ねているヴァンの特徴を活かす役割。折角、年齢を20代中盤にしたのにヒロインも同じ年代にしたら特徴があまり出ないですからね。アニエスは16歳でヴァンとは8歳差。どうしてもいろんなことをヴァンから教わることが多く、そして青春時代がとうに過ぎた主人公と青春真っただ中のヒロインでの価値観の違いも良く出ていました。色々挑戦していこうとするヒロインを見守る主人公という新鮮な構図もできましたね。

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③はヴァンの心の闇を理解し、支える役割。仲間を増やすことを自然と拒否していたヴァンに、押しかけ女房のごとくバイトとして居座ったアニエス。幼馴染でもできなかった「そばで支える」という役割をこなします。しかし、個人的にはちょっとこの役割が弱かった気がするかなあ・・・。どうしてもヴァンが周りを支えたりフォローしたりする役割が多く、ギブアンドテイクの割合が偏っていた気がします。ヴァンが抱えている闇に気づき、ヴァン自身が崩れ落ちそうなときに支えるというシーンが一つは欲しかったです。(最後に近いシーンがありますが、できればそれとは別に欲しかった・・・)

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アニエスのキャラクターとしての特徴

アニエスはかなり弁えているヒロインになります。

自分が足手まといなことも分かっているため、基本的にヴァンの指示には忠実に従いますし、初期の段階でヴァンに対するリスペクトがあるためヴァンの選択を尊重します。

一人で暴走して主人公を振り回す系のヒロインでは決してなかったですね。

ただ、その分ヴァンとの関係でインパクトは弱かった気もします。

一回くらいはヴァンと衝突するイベントがあっても良かったかなとも思いますが・・・どうでしょうね?

個人的には最初の構想ではある程度衝突させるつもりだったんじゃないかなと妄想しています。

理由としては公式HPのキャラクターの台詞ですね。明らかに裏解決屋と学生という立場でヴァンとアニエスが衝突しているシーンを連想させるのですが、実際のゲームプレイではお互いをフォローしようとしているシーンで言っています。

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(ミスリードだったのかもしれませんが、それにしてはキャラクターページの台詞とニュアンスがちょっと違うような・・)

おそらくヴァンの性格が当初の構想よりも軟化。そんなヴァンに突っかかっていったらアニエスがただの世間知らずの空回りヒロインになってしまうと考え、主人公に理解のあるヒロインの方向になったのかなと妄想しております。

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踏み込んだ恋愛描写

アニエスはヴァンに対しての恋心に関してはかなり自覚的。

今までのヒロインとは違い、駆け引きめいたもの(自分の父親と自宅で会わせようとするなど)もしてきて大分積極的です

個人的に驚いたのは割と恋愛描写は踏み込んでくるなというところ。

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零の軌跡以降、特に閃の軌跡からは大雑把に言えばヒロインはユーザーによって選択できるシステムに変えたため、ストーリー中に特定の女性キャラからの恋愛描写というのはあまり深く描いてこなかったという印象があります。(閃Ⅲのサラやクレアのように突然重い描写がくるときもありましたが)

今までのシリーズでラブコメ的な展開が無いわけではなかったのですが(むしろ多い)、すべてのヒロインに対して平等に与えられていた気がします。しかし、黎の軌跡ではアニエスともう一人にそういう恋愛描写は集中していた感じがしました。

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ヒロインとしての役割は十分に果たしているが、元カノが強すぎた

総じて考えると、アニエスはメインヒロインとしての存在感が歴代の中でも濃いように思います。(個人的にはエリィやアリサよりも)

物語の中でも重要な役割を担っていますし、主人公のヴァンにいつも寄り添っている存在としても強いです。ヴァンに対するギブが少ないような気がしますが、そこは今後に期待ですね。

というわけでヒロインとしては十分な役割を果たしているアニエスですが、恋愛方面に関してはいかんせん元カノが強すぎる。

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発売前は、エレインはヴァンに対して片思いをしていたがヴァンは全く気付かずに疎遠になってしまった・・・位の関係性を想像していましたが、まさかの元恋人

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お互いに好きなままで離れ離れになっており、別れて7年たってもお互い未練たらたら。

しかも、この二人の会話(閑章、5章)だけ異様に湿度が高いものに雰囲気がガラッと変わるときがあり、完成度も高いという・・・

ヴァンに対して、突然口調が幼くなるのもやばい
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ここの台詞は某有名銀行員ドラマの有名オカマ口調さんの去り台詞を思い出しました(笑)

正直、今のままであれば、私もエレインを応援してしまうので続編ではアニエスにヴァンとの関係を深めるイベントが積極的に欲しいところです。

絆システムのようなマルチヒロイン選択システム(勝手に命名)を継続するのかどうかは分かりませんが、黎の軌跡をプレイした後ではヴァンと恋人になれるのはアニエスかエレインのみに感じます。(というか、ヴァンがエレイン以外を選ぶところが想像つかない)折角、今までのシリーズよりもこの二人に関しては恋愛方面での描写を深く描いているので、このまま三角関係を深堀してほしいなあと思います。

・・・こういう考えは少数派なのかな?

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コメント

  1.   より:

    個人的にエレインさんは幼馴染で元カノという設定だけが強くてヒロインらしい活躍はあまりなかったなぁという感想でした
    ヴァンもエレインも相手に赤面して意識したりヨリを戻したがっているとかそういう風でもなく、少なくとも恋愛面に関してはすでに終わっていることのように感じました
    ラストでもアニエスが諦めていない中先に諦めてしまったりヴァンを取り戻すための戦いにも参加できなかったりとあくまでもメインではなくサブキャラなのかなといった感じです
    アニエスの方がヴァンを理解しているシーンが多かったのも差を感じましたね

  2. kai より:

    個人的にはエレインは幼馴染や元カノという設定だけが強くて本編内でのヒロインとしての活躍はイマイチだなと感じました
    恋愛面でもヴァンとエレインお互いに赤面して意識したりヨリを戻そうといった素振りが確認できなかったのでお互いにもう過去の事なのかなと思いました
    それにエレインはヴァンがいなくなってすぐに諦めてしまったりヴァンを取り戻す戦いにも参加できなかったりしてる中、一方でアニエスがヴァンの心に響く言葉をよく投げかけたりしてるのでやはりメインキャラとサブキャラの差はあるのかなと感じました

    • Dai より:

      コメントありがとうございます。
      私がエレインみたいなキャラが好きで肩入れしてるのは確かです(笑)
      ラストの諦めの良さは私も気になるところではありました。

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