推しの子 第百四十話 感想 無垢な少年の嘘を強引に暴く最強無敵のアイドル

推しの子

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アイへの演技指導を通じて、順調に仲を深めるカミキヒカルとアイ。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

君らの未来を知っている身からすれば、どっちも人に害を与えるレベルの変人だけどね♪

変人同士で気が合うのか、結構な速さで仲を深めていきます。

人に対して常に壁を持っているイメージのアイが、これだけ自分の懐に人を入れるのは意外な印象がありますね。

その理由はカミキヒカルの人畜無害さにあるんでしょうか? アイの部屋に招かれても、一切邪な気持ちを抱いていないあたりが、同じ男として畏怖の念すら感じます。

こいつ、本当にあのカミキヒカルなんだろうか?(湧いてくる疑問)

そんなカミキヒカルに影響されて、自分の身なりに気を付けるようになったアイ。

お姉さんぶってカミキヒカルに奢ろうとするところも含めて、最強無敵のアイドルというよりも好きな異性の前で張り切っている普通の女の子という感じに見えましたね。あのアイが。

この二人の関係・・・思った以上に普通の・・・等身大の恋愛って印象を受けました。

アイもカミキヒカルもお互いに一緒にいる時だけはリラックスしているように見えますね。

ここまで見るとただの純愛ドラマにしか見えないです・・・あんなドロドロのサスペンスドラマになるとは思えねえぜ!

しかし、ここで出てくるのはカミキヒカルの闇。

愛梨さんからの性的搾取が彼にとっての最も大きい闇になっていました。

カミキヒカルはそれにとてつもない気持ち悪さを感じながらも、そこに自分の存在意義も感じていました。

求められているのは何も分からない無垢な少年。そこを演じてさえいれば、嘘をついてさえいれば、周りはキレイに騙される。自分を必要としてくれる。

それに縋るのは苦しいのに、必死に縋ってしまうという矛盾。

そんな彼の奇麗に、必死に取り繕う嘘を

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

嘘をつくということに関してはプロ中のプロのアイだけは見抜いていました。

なるほど・・・アイがカミキヒカルの中にあった闇を見つけて引きずり出したということか・・・

え? アイが全ての元凶じゃない?(身もふたもない)

ということで、今回はここまで!

参りましたね・・・前回からずっと、カミキヒカルに同情している自分がいます。

今から、アクアたちがこの子(もう子じゃないけど)に復讐する流れになるんでしょうか。なんか気の毒になってきましたぜ・・・。

アクアもここまでカミキヒカルに入り切った演技をして、少しは感情移入しないんでしょうか・・・しないだろうなあ、アイ超絶推しのアクアだし。憎しみしかないんだろうなあ。

これまでの所業から、カミキヒカルがイカれてるのは確かですが、中学生のころから性被害に遭い、アイという異常者に闇を暴かれて、その後は自分の子供たちに復讐されるのは、なんとも可哀想・・・

でも、こいつ愛梨さんっていう綺麗な大人の女性を狂わせるほどの容姿を持っていたってことか。

やっぱりムカつくぜ!!!!アクア、盛大にやっちまえ!!!

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