日本の映画市場は中国、アメリカに次いで世界三位の規模を誇り、およそ2000億の市場を抱えている。
年間500本近くの作品が日本にある3600のスクリーンと興行収入を奪い合う。
華やかな映画の裏側で行われている男たちの戦いが明らかになる!
・・・これが大体今回の話の冒頭まんまです。
映画をスクリーンに流すためのステップ
今回、映画をスクリーンで流すためのステップを作中で詳しく教えてくれました。
これは前回できましたね。
次は・・・
スクリーンの数に直結する配給会社へのプレゼン。
しかし、今回の作品は内容がセンシティブすぎて大手は拒否。
ここまではプロデューサー鏑木さんの予想通りであり、次は本命である危なっかしい作品を好む配給に持ち込みます。何とか協力を得られましたが、出してくれるのは広告費までとのこと
製作費用は自前で用意しなければなりません。
その費用、一億。
映画ってお金かかるんですね・・・
ということでお金を集めます。
複数の会社からお金を集める方式。
いわゆる製作委員会方式というらしいです。
あ~、アニメとかでよく見る「~製作委員会」ってこのことだったんですね!(無知)
ちなみにほとんどの映画は赤字なので、会社が映画に出資するのは映画好きな社長の文化的支援・・・らしいのですが・・・
うがった見方をすると社長が会社の金を使った、ただのお布施に見えますね(笑)
お金を集めるために色んな会社に頭を下げに行きます。
当たり前ですが、いろんな社長さんがいますねえ。
2枚目の画像の社長さんは、仕事で出会ったら絶対イライラするタイプだなあ・・・・
その人を尋ねるのは止めてあげなよ!
今、心労でやばいんだから!
普通に可哀想・・・
アクア、ちゃんとフォローしてあげてる?
そして最後のステップは
役者次第で何億と変わると言います。
日本でもキムタクがキャスティングされるだけで、大分変わりそうですしね。
売れてる役者をキャスティングするのは難しい・・・そんな時に、日ごろからの根回しが活きてくると言います。
鏑木さんが普段から作ってきたコネで今売れてる役者をそろえようします。
うーん、鏑木さんはサラっと言ってましたけど、凄いことですよね。
普段から人脈を広げて、いざという時に恩を返してもらう・・・
人見知りの私には絶対にできそうにないです。
プロデューサーという映画を世に送り出す存在。
そんな職業の偉大さと映画を世に出すという大変さがよく分かる回でしたね!
さて、ここで私が思ったことがあります!
・・・これ、何の漫画だっけ?
劇場にこだわる理由
鏑木プロデューサーと五反田監督の間で面白い話をしていました。
いつでもどこでも、プラットフォームによっては無料で作品を見れる今の世の中で、劇場にこだわる理由は何かということ。
監督曰く、社会現象と呼べるほどの流行を生み出すのは巨額の金が動くコンテンツしかありえないとのこと。
「鬼滅の刃」とかがいい例なんでしょうか?
確かに有名なyoutuberが個人で稼ぐ額もすごいですが、何千万と再生された動画であろうと実際に大ヒットした映画などに比べればお金も知名度もまるで違いますよね。
「金が巡るから人は必死に情報を拡散する」
資本主義の真理かもしれないです。
あくまでムーブメントを作って後世まで残る作品を作りたいからお金が動く媒体に拘る監督に対して、大儲けしたいからお金が動く媒体に拘る鏑木プロデューサー。
「お金になるなら何でもいいけどね」
なんてお金稼ぎに正直な人なんだ!
でも、下のセリフはちょっと興味深いセリフでした。
今、評価されないと何の意味もないと言ってるようにも見えます。
これもまた真理かも・・・
映画という典型的な娯楽で、”お金”という存在に対して語り合うプロ二人。
ここのやり取りも渋くて良かったなあ。
さて、ここで私が思ったことがあります!
・・・これ、何の漫画だっけ?
ということで、今回はここまで!
うん! 私としては興味深い映画製作までの裏側や、渋いオッサン二人のやり取りを見れてとても面白かったです!
でも・・・この話、物語の展開上必要だったんだろうか(笑)
赤坂先生、調べてきた業界の裏側などをガッツリ作中で描くの好きですよね・・・
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