推しの子 第百十八話 感想 ”役目”を果たそうとするルビーの前に最悪の爆弾・・・

推しの子

映画の準備が着々と進む中・・・

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

アクアの前に現れたのは全ての元凶、不思議な子供。

この子が現れるときはいつもカラスが周りにいるような気がするけど、何か意味でもあるのかな・・・。

不思議な子はアクアに誰を考えてるのか問いかけます。

ルビー、あかねちゃん、かなちゃん、アイ・・・

そのうちの死んでしまった母親に関しては「お星さまになって見守ってくれてるよ」とありがちな綺麗ごとを言ってきます。

なんというか・・・まあ・・・

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

ウザい、ですね。

脈絡のないようなことを言ってるようで、さりげなく神経を逆なでしてくるような・・・

言葉の一つ一つに悪意を感じられてしまいます。

そんな悪意そのものみたいな女の子は、より直接的にアクアを追い込みます。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

自分たちが生まれ変わったのであれば、星野アイも生まれ変われてるのではないか。

そういう希望を感じなかったと言えば嘘になるだろう、と。

確かに・・・アクアたちが生まれ変われたんだから、その親であるアイが生まれ変わると考えてもおかしくはないですよね・・・。

しかし、不思議な子供はそれを否定。

「死は死だよ」

「もう二度と再形成されることはない」

・・・この言葉にちょっと引っかかりました。

死は死だよ、というのであれば、アクアやルビーの死は死ではないのか? 死んでからアクアに生まれ変わったと考えていましたが、その前提自体が間違ってたのか?

その辺りは考えても仕方ないことかもしれませんが・・・。

不思議な子供はルビーは役割を果たしていて、アクアはもう少し”生まれ変わった”意味を考えるべきだと忠告していました。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

誰の、何の意図でアクアとルビーは生まれ変わったのか?

アクアは自分の使命は復讐だと考えていますが、それは生まれ変わった後にアイが殺されて芽生えた使命のはずです。

アクアやルビーを生まれ変わらせたものの目的が”復讐”だとすれば、そいつは未来が見えてるということになりますし・・・復讐をさせたがる意味もイマイチ分からないですね。

単に面白がってるのか・・・それとも復讐以外の別の意図があるのか・・・

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

一方、キャストも完全に決まり本格的に動き出した、映画「15年の嘘」

本当にルビーがアイ役で正式決定なのか・・・前も言いましたけど見開き使って格好良くアイ役にあかねちゃんを紹介してたページは一体何だったんだろうか・・・?

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

それはともかく、憧れの自分の母親を演じなければならない、そしておそらくはアイの本心に踏み込む台本を読んだことで、演技の練習に鬼気迫っている感じすらあるルビー。

・・・ちょうど練習しているセリフがお母さんが自分を迎えに来てくれないというところでしたが、そこを前世の自分と重ねてしまって、より役にのめり込んでしまっているようにも見えますね・・・

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

そんなルビーを見て、止める・・・ことはできないかなちゃん。

「限界まで追いつめてほしい」と共感するところは役者ならではの考えなのかな・・・

私は絶対に仕事で限界まで追いつめてほしいなんて思わないけど。何なら限界まで甘やかしてほしいけど(社会人失格)

かなちゃんがそう考えるほどの、それほどの台本だったということでしょうか。

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

代わりに少しでも休める方法をルビーにアドバイスします。

役者としての先輩・後輩の関係が既に出来上がってるようにも感じられるなあ。

この関係も良いなあとは思いますけど・・・B小町の時の関係にはもう戻れないのかな、と思うとちょっと寂しい・・・。

何はともあれ順調に進んでいる映画製作の中、

出典:「推しの子」赤坂アカ×横槍メンゴ 集英社

新たな爆弾が投下されます。

ここで来るのか・・・天童子さりなの親が・・・

自分の理想の親だったアイを演じようとするルビーの前に、自分を見捨てた実の親が現れる・・・

嫌な予感しかしねえ。

ということで、今回はここまで!

このまま、すんなり映画製作に入ってほしかったなあ~(願望)

ただでさえ、ややこしいことになりそうな映画編のところに、更に厄介な爆弾を投下されると頭の整理的にもきついですし、ガラスのメンタルの私には精神的にもきついんですよねえ。ルビーが追い込まれるところ見たくないなあ・・・。

ルビーがアイ(母親)を演じるには、まず自分の実の親と向き合い、乗り越えないといけないという前向きな理由があるのかなあとも思いましたが・・・いや、無いだろうなあ、多分。そんな爽やかな作風じゃないもんなあ(変な信頼)

広告代理店の天童寺さんが余計なことをしないように祈るばかりです・・・。


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