黎の軌跡 感想64回目!
感想を書いていて、章ごとの密度が進んでいくうちに上がっていってるなと実感します。
公太子とルネに誘われて、リムジンの中へ。
軌跡でリムジンというと、ディーター・クロイスを思い出しますね。
アーロンが挑発してヴァンがムキになるのも、定番となってきました(笑)
この掛け合い、結構好きです!
エルザイムとCIDの共同依頼という形でヴァン達にお願いがあるようです。
嫌だなあ・・・
CIDが関わると、結社とは別の方向に面倒くさそう。
ヴァン達への依頼内容は共和国一の工業・研究都市バーゼルの調査。
バーゼルはネットワークと導力の供給が不安定になっており、出資元のエルザイムが街を管理しているヴェルヌ社のCEOに問い合わせてもあいまいな返事しかしないとのこと。
更に身元不明な人物が出入りしており、ヴェルヌ社は何かを隠していることが疑われています。
う~ん。そうなんですよね。
裏解決屋にその方面の技術に詳しい人は・・・
いたわ。
本当に有能だな、美人メイド。
遊撃士やCIDが自ら動かないのは、もし探っているのがバレた場合に問題が大きくなってしまうため。その点、小さな組織の裏解決屋なら軋轢も小さく済む、と。
何か良いように使われている気はするなあ・・・。
しかし、アニエスはその依頼であればCIDと共同で依頼する必要はないはず、と鋭い指摘をします。
エリィほどではないけど、政治的な駆け引きには聡いですね。
どうやらヴェルヌ社と理科大学は国家的プロジェクトに関わっているらしく、一つはザイファの民生化。もう一つはヴァン達が知る必要はないとのこと。
・・・何か裏解決屋が軽く見られたようにも感じましたが、どうやら公太子すらも知らされないプロジェクトみたいです。・・・むしろここで存在を仄めかす必要なかったのでは?
わざわざ、そういう極秘なプロジェクトがあるよと知らせたこと自体がヴァンへの誠意だったのかもしれません。
ちなみにザイファの開発にはヴァリス投資銀行―――マルドゥック社の筆頭株主が出資元。
リゼットや、メアのテスターをしているヴァンもザイファの民生化には間接的に関わっています。
ヴァリス市国は絶対に続編で詳細に関わってくるだろうな・・・
裏解決屋に依頼したのはマルドゥック社からの干渉があった場合に、リゼットに窓口となってもらうことも期待していたため。
抜け目ないことで・・・
会社内部を探るということで、今までとは違い平日に向かう必要がある依頼。
そうなると学校のあるアニエスの出張は難しそうですが・・・何とタイミングの良いことに視察研修が!(棒読み)
しかし、ヴァンとしては学校行事を優先してもらいみたいです。
アニエスに関しては理解のあるお兄さんという立場から変化してないみたいですね・・・。
そんなヴァンの態度にちょっと拗ねてしまう、アニエス。
可愛い!!!
そんなアニエスの心中を察してか、すかさずフォローに入るリゼット。
それをありがたいと思いながらも、適切にフォローしてくるリゼットに対して複雑になるアニエスの乙女心・・・・
と、ここでアニエスを後押しするように不吉に光るゲネシス―――
はい、アニエスのバーゼル行き決定!
というわけで、今回はここまで!
リゼットが仲間に加わったことでアニエスの焦る気持ちだとか、複雑な気持ちがよく表れるようになりましたね。
あらゆる意味で達観しているヴァンに代わって、精神的な成長という部分ではアニエスが主人公の立ち位置を兼任していたのかなと今になって思いました。(遅い!)
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