「これからの奉仕部&大自然の摂理であるいろはすの可愛さ」やはり俺の青春ラブコメは間違っている 14.5巻

ライトノベル

いずれこの光景も失われ、この部屋のなにもかもが変わるだろう。

けれど、それでも、きっと。

きっとこの部屋の紅茶の香りは変わらない。

ということで、やはり俺の青春ラブコメは間違っている。14.5巻

小町といろはすを中心にした特典小説+八幡たちが居なくなった奉仕部はどうなるのかといったお話。久しぶりに俺ガイルを読みましたが、八幡の相変わらず斜め下の方向から見ている考え方を様々な流行りの題材(主にアニメ、ゲームネタ)で例えていく表現は変わらず面白く、渡先生の知識量に感服すると同時に案外暇なのかなと思いま・・・ゲフンゲフン。

小町といろはすの可愛いやり取りがたくさんありましたが、そんな中、青色のクールな脳細胞が見事にピンクな恋愛脳に変わってしまった雪乃さんの破壊力満載な可愛さががピンポイントに私の心を打ち抜きました。

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あらすじ

奉仕部、世代交代!?賑やか年下短編集!!

だから、まだまだ青春は終わらない。

青春とは人それぞれ。特に、この二人にとっては青春もまた全然違う見え方をするようで――。

「あざとかわいい」を体現する、最強の後輩で世界一可愛いクソ女(?)こと一色いろは、
そして、計算か天然か、「ちゃっかりだけどどこか抜けてる」世界の妹・比企谷小町。

八幡、雪乃、結衣とはまったく違うタイプの二人が巻き起こす、今までとはひと味違った日常! 
3人だけだった奉仕部に、新たな風景が描き出される――。

最高に可愛くて、最強で末恐ろしい、俺ガイルの中でも異彩を放つ年下ヒロインによる賑やかなエピソード。
単行本未収録SS、さらに完全書き下ろしストーリーもたっぷり入った珠玉の短編集!!

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八幡たちのいない奉仕部

元々、八幡たちがいなくなったらなくなる予定だった奉仕部を自分が部長になることで存続させた小町。しかし、3年生以外の部員は小町しかおらず、3年生が受験に集中するため奉仕部の活動は8月から小町一人になることが分かっていました。そのため八幡は可愛い妹が寂しい思いをしないように、部員を募集するかと提案します。しかし、小町はこれをやんわりと否定。理由は活動内容・方針が明確でない奉仕部に強引に入れてもすぐに辞めるだろうと予測できるから。あとは(小町自身の描写は無いので推測ですが)今まで八幡、雪乃、結衣が作った奉仕部という空気に異物を入れたくなかったから?。何となく、そのことが分かる八幡は少し悩みます。

しかし、雪乃に「私でも人(八幡、結衣)が来たから小町さんならもっと沢山の人が来てくれる」と言われ、八幡自身も奉仕部内の自分たちの関係を特別視していたことに気づきます。今から小町は奉仕部を通じて色々な人と出会い、様々な経験をしていくだろう。それは自分たちとの関係とは全く違うものになるだろうが、自分たちと同じくかけがえのないものになっていく。そうであれば、自分があれこれ心配する必要はないな、と。

奉仕部は形を変えていくだろうけど、それでも残り続けていくよということでしょうか。まあ、今回で小町との相性の良さが再確認できた、何気に面倒見の良いいろは先輩が何かと愚痴を言いながら助けてくれるでしょうしね(笑)。また個人的には人との関りをコロナウイルスなみに警戒していた八幡が「かけがえのないもの」と表現したことに成長したんだなと感慨深いものがあります。

・・・ちなみに奉仕部の存続について「なくなるの嫌だ!」と思っている私が、もし自分の学生時代の部活がなくなると考えた時に何の感情も浮かばないのは人としておわっているのだろうか。

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可愛さ満点の女の子たち

今回は、小町やいろはすの描写が多く、それぞれの可愛さが爆発していました。

小町の好きなところはあくまで妹として八幡のことが好きなところ。滅茶苦茶重度のブラコンだと思いますが、願っているのは兄の幸せばかり。雪乃、結衣、いろはのことを気に入っていますが、それは兄に対して少なからず好意を持っているから。判断基準が常に八幡を経由しているところに若干の怖さはありますが、何の見返りもなく八幡の幸せを願っていて、それを言葉に表すときは、照れ隠しで茶化すところが本当に可愛いなと思います。大志にはもったいないです。

いろははまあ世界一可愛いのは自然の摂理なので、説明はいりませんね。この理論を覆すのはアインシュタインでもできないです。

冗談はさておき、いろはの好きなところは武器であるあざとさを八幡に対して素直には使えないところです。八幡に対してあざとい態度を取る際には、「今からあざとい態度を取りますよ」というサインを送ってから取ることがほとんどです。それ以外につい、あざとさを見せるときにも曖昧な言葉の表現を使います。そういう意味では八幡に対して素のいろはすを見せておらず、ある意味強がっているのかなと感じました。意図せずサプライズでいろはすに誕生日プレゼントに渡したときや、八幡と小町に素直にほめられた時などに見せた表情がいろはすの素の一面かなと思いました。

仮に八幡と真正面から向き合うようなことがあればこれまでと違う滅茶苦茶可愛いいろはすがたくさん出てくるかもしれません。・・・その機会はありますよね、渡先生(にっこり)

そういう意味では八幡との関係に吹っ切れてしまった雪乃さんの素の可愛さの破壊力は五条先生の茈を超えてきました。

Q:予備校で勉強に集中するための最適な環境は?

A:八幡と一緒の予備校に行くこと!

この答えを聞いた時には「大丈夫だよね!勉強するよね!」と心配になりました。また、八幡と付き合った1か月記念日のプレゼントを渡したり、次のお返しは1年後か、それが早すぎるなら10年後の記念日で良いとそれまで関係が続いていることを疑ってなかったりなど、あまりの可愛さとラブラブさに温かい気持ちになり「マリオカートのボム兵を10連で食らって爆発すればいいのに」と願ってしまいました。(どちらも、はっきり「付き合おう」と言っていないのに1か月記念日をするのには若干引きましたが)

私自身のヒロインランキングである いろは 結衣 雪乃の順番が、今回の雪乃さんの可愛さで革命を起こそうとしています。

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まとめ

奉仕部の今後を綺麗にまとめ、女の子の魅力を前面に出した14.5巻。俺ガイルの魅力がこれでもかというくらいに詰まっていたと思います。今回で後日談もキレイに終えたと思いますが、「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。結」なるプロジェクトが裏で動いている模様。全く詳細は分かりませんが、「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。結」の後に「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。色」が来る予感が、根拠もないのにあります。またその「やはり俺の青春ラブコメは間違っている。色」がいろはす好きの私にとっての最高傑作になると何故か確信しています。

(半分)冗談はさておき、渡先生。いろはの誕生日プレゼントの代わりのデートはちゃんと文庫本で出るんですよね(にっこり)。


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